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昇格目指す東洋大が苦戦…東農大に敗れ、開幕3戦未勝利

2016.04.19

正確なクロスで決定機を演出した田中 [写真]=横山恵美

文=當麻彰紘(スポーツ東洋)

 JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ開幕から試練が続く。東洋大学は昇格組の東京農業大学を相手にゲームを終始支配するも決めきれず。79分にカウンターからワンチャンスをものにされ、またも勝利はお預けとなった。

 歯車がかみ合わない。古川毅監督が「敗戦に値するゲーム内容ではなかった」と振り返るように、この日も主導権は東洋大にあったが、結果として現れなかった。後半は左サイドを軸に相手ゴールを脅かすが、シュート精度に欠いた。田中舟汰郎も「前の選手の連携は悪くない」とするが、同時に「詰めの甘さが出た」。田中とともに左サイドで躍動した飯島樹生も「最後のクオリティ」を課題として挙げた。相手が昇格組だったこともあり、決定力不足による敗戦がチームに与える影響も大きい。田中も「最後の仕止めるところ、そこが精度上げていかないと」と軌道修正の必要性を語った。

 開幕から3戦して失った勝ち点は8。ここ2年はわずかの勝ち点差で昇格を逃しているだけに、この成績がシーズンの最後に響くことも考えられる。内容に結果が伴わないだけに、もどかしさも増幅する。その中で、「必要以上に自信を失ったり下を向いたりせずに」戦うことを古川監督はイレブンに求める。「勝利ということをきっかけに流れは変わっていくと思う」。この現状を打破するためには、勝利こそが最大の特効薬だ。

選手のコメントはスポーツ東洋のホームページ(http://sports-toyo.com/news/detail/id/3951)をご覧ください!

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