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明治大が今季初黒星…ルーキー中村健人らが得点狙うも流経大に惜敗

2016.04.17

ルーキーの中村健人は途中出場を果たした [写真]=谷澤優佳(明大スポーツ)

 明治大学は、JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦1部第3節で流通経済大学に0-1で敗れ、今季初黒星を喫した。43分にゴール手前から直接FKを決められ失点。流れの中から決定機はつくらせず、相手ゴール前まで攻め込む場面も多く見られたが先制を許した。風上に転じた後半は攻勢を強めたが、岩田拓也のシュートは相手GKのセーブやポストに弾かれゴールラインを割ることができず。最後まで攻める姿勢を見せ続けたが得点は生まれず、今季初の敗戦となった。

 安定した守備の中、セットプレーでの1点が重かった。ゴール正面でファールを取られ直接FKを相手に与えると、これをゴール右に沈められ43分に先制点を献上。GK服部一輝が一歩寄せたところで逆サイドにシュートを放たれ、止めることができなかった。「ああいうところで止めるか止めないかがチームの勝つ負けるを左右する」(服部)。柴戸海の出場停止により鳥海晃司をボランチ起用するなど連勝時からメンバーを入れ替えながら、流れの中ではチャンスらしいチャンスを作らせない堅守を披露した今節。守護神が抑えられなかったこの1点が結果的に勝敗を分けることとなった。

 決定打だけが出なかった。開始3分に小野雅史が強烈なシュートを放つなど、強風の中で風下でのプレーとなった前半も、守備の時間が多くなりながらも相手ゴールに迫った。1点を追いかける後半にはさらに攻撃の勢いを増す。70分に中村健人、76分に渡辺悠雅を投入し、フォーメーションを3-4-3に変更。前線へとピンポイントでつなぐパス、縦への推進力と途中出場選手もそれぞれに持ち味を存分に発揮して攻撃を活性化。81分にはペナルティーエリア外から中村健が直接ゴールを狙い、87分には岩田もシュートを放つなど猛攻を仕掛けたが、ゴールラインだけが割れなかった。それでも下でつないで崩すという、明治大らしい攻撃を随所に見せ、「負けたんですけど、また来週につながるゲームができたかなと思います」(栗田大輔監督)と手応えも得る試合となった。

 さらなる完成度が求められる。危ない場面自体を作らせない、持ち前の安定した守備は健在。勝利に必要なのは得点力だ。いい形でシュートを放ちながら得点に結びつかなかったことは、課題に挙げられるだろう。次節は筑波大学との対戦となる。昇格組とはいっても一昨年度まで1部の座を堅持し続け、昨年度もアミノバイタルカップ準優勝と実力に大差は全くない。「基本的な部分ももう一回もっと鍛えていかないと、簡単に勝利をつかむことはできない」(栗田監督)。失点を抑えてゴールを奪い、勝ち点3だけをつかみにいく。

文=谷澤優佳(明大スポーツ)

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