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エース矢島輝一が欠場の中央大、関東学院大とスコアレスドローに終わる

2016.04.11

ボランチとして出場した早坂翔 [写真]=佐藤礼征(「中大スポーツ」新聞部)

文=佐藤礼征(「中大スポーツ」新聞部)

 関東大学リーグ戦の今季初勝利を目指した中央大学は、関東学院大学を相手に0-0で引き分けた。これで開幕戦に続き2試合連続となるスコアレスドロー。この日もチャンスを何度も作ったがフィニッシュを決められず。守備陣が無失点と奮闘したが、1部昇格へ向け次戦こそ勝ち点3が欲しい。

 最後まで相手のゴールネットを揺らせなかった。「守備が0に抑えてくれて、あれだけチャンスがあったのに決めきれない。まだまだダメです」(古橋匡梧)。14年ぶりに2部降格を味わい、「1部復帰」を目標に掲げる今季だが、開幕から2試合を終えて未勝利。ショックは小さくない。

 下級生中心の布陣となった今節。試合開始早々から安在達弥、古橋が右サイドで躍動し、華麗なサイド攻撃で相手ゴールを脅かす。中盤ではボランチの早坂翔が精度の高いパスでゲームを展開。守ってはセンターバックの渡辺剛が相手FWとの空中戦を圧倒し、チームの完封を演出した。

 2部のサッカーを攻略できるか。前節対戦した東京学芸大学に続き、今節の関東学院大も堅守速攻型。この日もゴール前の粘りと、スピード感のあるカウンターを見せつけられた。「そういう戦い方をしてくる相手に対して、自分たちも相手の嫌な背後を突いたりすることで、試合をコントロールする時間を作らないといけない」(手塚聡監督)

 試合を経るごとに「チームのベスト」を見出したい。今節は大型DFの上島拓己や、FWの中畑天秀などフレッシュな面々がスタメンに名を連ねたが、他の選手も出場へ虎視眈々。4年生は練習と就職活動の兼ね合いで出遅れているが、最上級生の勇姿は雰囲気づくりの面でも不可欠だ。FC東京の特別指定選手に承認された矢島輝一は、前節で相手選手と接触。今節は大事を取ったが、次節の東海大学戦では出番がありそう。リーグ戦だけでなく、メンバー争いも熾烈になっている。

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