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【プレビュー】J加入の常田、神谷擁する青森山田、初4強の國學院久我山を迎え撃つ

2016.01.08

決勝進出をかけて青森山田(上)と國學院久我山(下)が対戦する[写真]=兼村竜介

 9日、舞台を埼玉スタジアム2002に移し、第94回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が行われる。

 第2試合は、21度目の出場で初優勝を目論む青森山田(青森)と、チーム最高成績のベスト4に進出した國學院久我山(東京A)が戦いを繰り広げる。

 当時3年生で主将を務めていた椎名伸志カターレ富山)、2年生の櫛引政敏柴崎岳(ともに鹿島アントラーズ)ら後にJリーグで活躍する選手を擁しても成し遂げられなかった選手権優勝。青森山田は第88回大会の決勝で山梨学院大学附属に0-1で敗れ、惜しくも選手権のタイトルを逃した。

 6年ぶりの決勝まであと一歩となった今大会は、ベガルタ仙台に加入内定の常田克人湘南ベルマーレに加入内定の神谷優太がチームの攻守の軸を担っている。それだけではなく、U-18日本代表の廣末陸や主将の北城俊幸高橋壱晟など各ポジションにレベルの高い選手がそろっている。大社(島根)聖和学園(宮城)、桐光学園(神奈川)、富山第一(富山)と全国の強豪を撃破し、ベスト4まで駒を進めた。

 対する國學院久我山は、初戦の広島皆実(広島)戦で1-0の完封勝利。2回戦の明秀日立(茨城)戦は、2点差を追いつかれ、PK戦の末に勝利を収めた。3回戦は神戸弘陵学園(兵庫)に2-1、準々決勝では前橋育英(群馬)に1-0で辛勝。2回戦を除けば、すべて1点差の試合をものにしてきた。

 しかし、試合結果とは裏腹に、1トップの澁谷雅也にはじまり、2列目の名倉巧内桶峻小林和樹の攻撃陣はテクニックを武器に、ドリブルや華麗なパス回しを披露している。また、鈴木遥太郎の繰り出すセットプレーの精度の高さにも目が離せない。また、守備においてもGK平田周、DF上加世田達也の1年生プレーヤーが全国の舞台でも落ち着いたプレーを見せつけている。

 決勝に進むのは、タレントぞろいの青森山田か、1964年の創部以降初のベスト4に進出し、勢いに乗る國學院久我山か。両者の一戦は、9日埼玉スタジアム2002にて14時20分キックオフ。

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