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4試合1失点…堅守支える星稜主将の鈴木大誠、決勝は「全て懸けます」

2015.01.11

星稜の主将を務める鈴木大誠 [写真]=瀬藤尚美

 第93回全国高校サッカー選手権大会の決勝戦が12日に埼玉スタジアム2002で開催される。11日には石川県代表の星稜高校が都内で前日練習を行った。

 練習後、星稜の主将であるDF鈴木大誠は取材に応じ、「いつも通りだと思います。特にどう、とかはなくて。いつも通りの練習をすることが一番明日に良いと思うので。特に気負うこともなくやれたのは良かったと思います」と、大一番前の練習を振り返る。

 星稜は決勝の対戦相手である前橋育英と夏のインターハイ準々決勝で対戦し、1-2と競り負けた。同試合を振り返った鈴木は、「自分たちの成長を見せられるところです。数字として表せれば一番いいですし、そこは無失点でいきたいです」と完封へ意気込む。

 特にその試合で奪われた前橋育英FW青柳燎汰の先制点が記憶に強くあると明かし、「絶対やらせたくないです」、「自分が青柳選手をマークしている状況で点を取られたので、ずっと脳裏にある。練習試合とかで同じシーンに出くわしたときは、『やられたシーンだ』と思い返す時はあります。かなりそのシーンが悔しかったので」と話す。また、特に警戒する選手にはFW渡邊凌磨を挙げる一方で、星稜は4試合で1失点と守備の安定が目立っており、「あまり強く意識せず、いつも通りの連携の良い守備をしたいです」と、決勝戦として気負わず、1つの試合として臨むことの大切さを話した。

 この日の練習は3年生にとって最後の練習。昨年の決勝戦前の練習では緩んだ雰囲気があったようで、「去年の失敗があった分、それこそ今日の練習を失敗したら二の舞というか、そういうところは自分たちが伝えてきました。試合前日の練習はいつもと違う雰囲気になってはいけないと常に言ってきたので」とコメントすると、「(3年間を振り返るには)まだ早いと思います。明日に全て懸けます」と力強く話している。

 星稜と前橋育英、ともに初優勝の懸かる決勝戦は13時35分、埼玉スタジアム2002でキックオフとなる。

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