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8強入りの前回準V星稜「選手は3年や応援に来た人を思いプレーした」

2015.01.03

米子北戦前に円陣を組む星稜イレブン [写真]=鷹羽康博

 第93回全国高校サッカー選手権大会の3回戦が3日に各地で行われ、浦和駒場スタジアムでは鳥取県代表の米子北と石川県代表の星稜が対戦。2-1と競り勝った星稜がベスト8へ駒を進めた。

 大会直前に河崎護監督が交通事故に遭い、チームを離れた星稜。木原力斗監督代行が指揮した大会初戦の鹿児島城西戦では後半早々に退場者を出す苦しい試合ながらPK戦で突破。同試合では先制するもなかなか突き放せず、後半に同点とされる展開となったが、75分に大田賢生が左クロスを左足ヒールで合わせた得点で勝ち越し、2年前のベスト8、前回大会の準優勝に続く、準々決勝進出となった。

 試合後、この日もチームを指揮した木原監督代行は、「選手はよくやってくれました」とチームを称えると「ゴールエリア近くになかなか入れさせてもらえないですし、球際も強かったです。10番の定本(佳樹)くんも一人でゴールをこじ開ける力があるので、苦戦しました」と夏のインターハイでは5-1と快勝した米子北の進化についても触れた。

 後半に同点とされた際には「もう一度スタート、0-0の気持ちで戦わせることが大事だと思いました。得点を取りに行きたかったです。選手も当然80分で勝ちたかったと思います」と勝ち越し点を狙う姿勢を崩さなかったことを強調。3年連続でベスト8以上となったことについては、「一昨年は一昨年、去年は去年で、今年は違った良さがあります。しっかり準備して次の試合も勝てるようにしていきたいです」と次戦へ目を向けている。

 初戦で2度の警告から退場処分となり、この試合では森山泰希が出場停止で不在だったが、「森山だけじゃなくスタンドにいる3年生、応援に来てくれた人たちのことを思いながら一生懸命やってくれたのかなと。それでいい結果が出たので、良かったです」と最後まで選手たちの姿勢を評価した。

 星稜はベスト4入りを懸け、5日に大阪府代表の履正社と対戦する。

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