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流通経済大、インカレ決勝進出…4発快勝で総理大臣杯との二冠に王手

2014.12.18

先制点を喜ぶ流通経済大の西谷和希(左)と鈴木翔登(4番) [写真]=内藤悠史

 第63回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)準決勝が18日に味の素フィールド西が丘で開催。第2試合では、びわこ成蹊スポーツ大学(関西第2代表)と流通経済大学(総理大臣杯優勝枠)が対戦した。

 初の決勝進出を目指す両チームは、2日前の準々決勝でPK戦を制して勝ち上がってきた。中1日で迎えた準決勝は、立ち上がりからゴール前でのチャンスが生まれる激しい展開に。まずは5分、流通経済大の主将DF鈴木翔登(4年・流通経済大附属柏高校出身)がセットプレーのこぼれ球を拾い、右足を振り抜く。シュートはわずかに枠の左へ外れた。一方のびわこ成蹊スポーツ大も、直後の6分に決定機。ペナルティーエリアの手前でMF熊田克斗(1年・立正大淞南高校出身)がバウンドしたボールに反応し、落ち際にうまく右足を合わせてボレーを放つ。強烈なシュートはGK中島宏海(3年・筑陽学園高校出身)の手を弾いてクロスバーを直撃した。

 びわこ成蹊スポーツ大は17分にもチャンスを迎えた。最終ラインの背後への浮き球にMF熊田が反応して抜け出すと、カバーに戻った相手DFのクリアがゴール方向へ。ボールはクロスバーに当たり、あわやオウンゴールかという場面となった。

 一進一退の攻防が続く中、均衡を破ったのは流通経済大だった。20分、左サイドでDF鈴木が上げたクロスをファーサイドで折り返し、最後はMF渡邉新太(1年・アルビレックス新潟ユース出身)が押し込んだ。前半は1-0で終了した。

 後半は流通経済大が攻勢をかけた。53分、左サイドで得たFKをMF古波津辰希(3年・流通経済大附属柏高校出身)が蹴り込むと、ゴール前の選手に触れられずにファーサイドへ流れたボールがポストを直撃。そして63分、ゴール前での混戦から渡邉が自身2点目を決め、2-0とリードを広げた。流通経済大は79分と83分にもMF江坂任(4年・神戸広陵高校出身)が得点を挙げ、勝利を決定づけた。

 試合は3-0で終了。流通経済大がびわこ成蹊スポーツ大を破り、16回目の出場で初の決勝進出。総理大臣杯と二冠達成に王手をかけた。21日の決勝では、関西学院大と対戦する。

【スコア】
びわこ成蹊スポーツ大 0-4 流通経済大

【得点者】
0-1 20分 渡邉新太(流通経済大)
0-2 63分 渡邉新太(流通経済大)
0-3 79分 江坂任(流通経済大)
0-4 83分 江坂任(流通経済大)

(取材・文=内藤悠史)

 準決勝2試合の結果と決勝の日程は以下の通り。

▼準決勝結果(18日開催)
関西学院大(関西第3代表)2-1阪南大(関西第1代表)
びわこ成蹊スポーツ大0-4流通経済大

▼決勝日程(21日開催)
関西学院大vs流通経済大(味の素フィールド西が丘、11時開始)

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