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05年以来の全国制覇狙う青森山田、1年GK廣末陸の好セーブで尚志下す

2014.08.04

ルーズボールを追う青森山田DF北城俊幸(左)と尚志MF鈴木大(右)[写真]=森田将義

 平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)のトーナメント3回戦が4日に行われ、青森山田(青森)と尚志(福島)が対戦した。

 同じ東北勢ながらも、全国大会で戦うのは初めてという両者の対決は序盤から熱のこもったモノとなった。序盤、チャンスを作ったのは尚志。MF鈴木大、津田亘介の両サイドが縦に仕掛け、クロスから得点を狙うがともに186cmの常田克人、菊池流帆という青森山田の“壁”がヘディングで次々に競り勝つ。一方の青森山田もボール奪取から素早く前線に展開し、尚志ゴールに襲い掛かり、11分には前線でボールを受けたFW松木駿之介が倒れながらも、ゴールを決めて先制する。

 尚志も負けじと、14分に左サイドで獲得したFKをDF山城廉が頭で叩き込んで同点に追いつく。

 その後も両者、チャンスを作ったが、DF陣の踏ん張りもあり、1-1で前半を終える。

 ハーフタイムに気合いを入れられた青森山田は後半の立ち上がりから、相手を押し込んだが、ラストパスの精度を欠き追加点が奪えず。終了間際の69分に獲得したFKのチャンスからDF平松遼太郎がヘディングシュートを打つも、左ポストに阻まれ、勝負の行方はPK戦に委ねられた。

 PK戦で見せたのは青森山田の1年生GK廣末陸。昨日も3本のキックと止めた守護神がこの日も活躍。2番手のキックを止めて勢いに乗ると4番手のキックもきっちりとストップ。対してキッカーは全員がきっちり決めて1-1(4PK2)で青森山田が勝利した。

 青森山田は6日、準々決勝で広島皆実(広島)と対戦する。

(取材・文=森田将義)

【スコア】
青森山田(青森) 1-1(PK 4-2) 尚志(福島)

【得点者】
1-0 11分 松木駿之介(青森山田)
1-1 14分 山城廉(尚志)

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