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長崎海星が仙台育英を下し、初のベスト8進出…エースFW平野皓巴が圧巻4発

2014.08.04

仙台育英との3回戦で、4得点を挙げた長崎海星のFW平野皓巴(中央)

 平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)が、2日に開幕した。4日に3回戦が行われ、仙台育英(宮城)と長崎海星(長崎)が対戦した。

 海星の小兵ドリブラー・平野皓巴が、仙台育英の大型DFラインを切り裂いた。

 海星の先制点は開始5分。平野が味方のシュートのこぼれ球から仕掛けると、ゴール右から冷静に流し込む。平野にとっては今大会3戦目の初ゴールだった。

 仙台育英はMF志村大海のロングスローを生かし、190cmの超大型CB熊谷駿をターゲットにしたセットプレーからチャンスメイク。しかし16分の決定機はFW櫻井敬正のシュートがオフサイドで取り消され、同点に追いつけない。

 すると18分、海星はMF森田颯のラストパスからMF森岡惇が流し込んで追加点を挙げる。34分には、平野が中央突破から1対1を決めて本日2点目。長崎海星が3-0と大きくリードして前半を折り返した。

 後半に入っても海星と平野の勢いは止まらない。40分には平野がFKからヘッドを擦らして、ハットトリックを達成。平野は46分にも森田の右クロスを流し込み、この試合4点目。海星は時間を20分以上余して、5-0の大差を付ける。

 仙台育英も49分、熊谷がセットプレーからヘッドを決めて一矢を報いた。しかし海星は森田が右サイドから左足のピンポイントクロスを供給し、森岡がヘッドを合わせて6点目。4得点の平野はもちろんだが、3アシストの森田、2得点の森岡も活躍が光った試合だった。

 ボールの支配で上回ったのはむしろ仙台育英だったが、海星はカウンターから効率的にゴールを奪った。海星が6-1の大勝で、初のベスト8入りを決めている。

 海星は6日、準々決勝で大津(熊本)と対戦する。

(取材・文=大島和人)

【スコア】
仙台育英(宮城) 1-6 長崎海星(長崎)

【得点者】
0-1 5分 平野皓巴(長崎海星)
0-2 18分 森岡惇(長崎海星)
0-3 34分 平野皓巴(長崎海星)
0-4 40分 平野皓巴(長崎海星)
0-5 46分 平野皓巴(長崎海星)
1-5 49分 熊谷駿(仙台育英)
1-6 60分 森岡惇(長崎海星)

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