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ペルー紙が対戦国コロンビアのエースを風刺の標的に…ハメスを赤子扱い

2016.06.17

コロンビア代表のエース、ハメス・ロドリゲス [写真]=LatinContent/Getty Images

 ペルーの地元紙『トード・スポルト』が、一面で隣国エクアドルに対する差別的な意味を含む見出しをつけたことはすでにお伝えしたとおりだが、今度は別の新聞がコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスを標的にした。コロンビアのニュースサイト『エル・コロンビアーノ・プント・コム』が報じている。

 ペルー代表とコロンビア代表は、17日に行われるコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016の準々決勝で激突する。

 現状ではコロンビアのほうが“格上”な感はあるが、コパ・アメリカに限っての通算成績は15試合を戦ってペルーが7勝6分け2敗と大きく勝ち越している。

 両国は国境を接していることもあり、17日の試合では激しいライバル意識が激突することは間違いないのだが、ペルー紙『ラ・カジェ』は、少しでも自分たちの優位性を伝えようと思ったのか、ペルー代表FWパオロ・ゲレーロが、伝統的な織布でくるんだJ・ロドリゲス(体は赤ん坊ぐらいの大きさ)を背負っているコラージュ写真を掲載。「我々の子供だ」という見出しをつけた。

 ペルー紙がJ・ロドリゲスを標的にするのはこれが初めてではなく、昨年10月に南米予選の試合を戦った際には、『デポル』紙が涙を流すJ・ロドリゲスの写真と、笑顔のゲレーロらの写真を並べて掲載したこともあった。

 風刺画は南米サッカーの文化の一つであり、各紙の制作側にも相手を貶めようという意識は希薄だと思われるが、コロンビア国民はいい気はしないはず。実際のサッカーで勝利を収めるのは、果たしてどちらのチームになるのか。

By サッカーキング編集部

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