FOLLOW US

「突破の資格はなかった」…コパ敗退のブラジル、地元メディアが酷評

2016.06.13

コパ・アメリカ敗退が決まったブラジル。ドゥンガ監督(左)への批判殺到は必至か [写真]=LatinContent/Getty Images

 コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016のグループステージ第3戦が12日に行われ、ブラジル代表とペルー代表が対戦した。ブラジル代表は0-1と敗れ、1勝1分け1敗の勝ち点4でグループ3位が決定。1987年大会以来、29年ぶりのグループステージ敗退となった。

 1975年のコパ・アメリカ以来、41年ぶりにペルー代表に敗れたブラジル代表。まさかの敗退決定を受け、ブラジルメディア『グローボ』は同試合のマッチレポートで同代表を酷評した。

 ペルー代表の決勝点となったラウール・ルイディアス(ウニベルシタリオ)のゴールは手で押し込まれたように見えるもので、ブラジル代表にとっては不運だった。だが『グローボ』は「ルイディアスの“ハンド・ゴール”は大きな痛手になったのかもしれないが、それ以前にブラジル代表はグループステージを突破する資格を持っていなかった」と、不甲斐ない戦いに終始した自国の代表チームを酷評。戦況が綴られたマッチレポートにも厳しい言葉が並んだ。

 0-0で終わった前半については「攻撃に移る能力がなかった。高い位置で良いパス交換をしても、ルーカス・リマとウィリアン、(フィリペ)コウチーニョがミスをした」などと綴られ、後半に関しては「ブラジルはレナト・アウグスト頼みの攻撃を仕掛けたが、選手間の距離が非常に遠かった。ドゥンガ(監督)が期待をかけたルーカス・リマは良くなかった。ウィリアンもそうだ。そのうえ、ドゥンガが(交代策に)動くタイミングも遅かった」と厳しい評価が並んだ。

 そして「相手に対して優位に立つことも、負荷を強いることもなく、攻撃を仕掛けたわけでもない。ブラジルはこんなチームではなかったはずだ。しかし正確に言えば、ここ数年のブラジルはそうなのかもしれない」と、“本来、あるべき姿”を失った代表チームへの苛立ちと悲しみが滲む文章で、同レポートは締めくくられている。

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。日本代表をはじめ、Jリーグ、プレミアリーグ、海外日本人選手、高校サッカーなどの国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングといったサッカーにまつわるあらゆる情報を提供しています。「X」「Instagram」「YouTube」「TikTok」など、各種SNSサービスも充実したコンテンツを発信中。

SHARE



LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO