FOLLOW US

メキシコが2連勝で決勝トーナメント進出…J・エルナンデスが決勝ヘッド弾

2016.06.10

ヘディングで先制点を挙げたJ・エルナンデス [写真]=Getty Images

 コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016のグループステージ第3戦が9日に行われ、メキシコ代表とジャマイカ代表が対戦した。

 グループCはメキシコ、ウルグアイ、ジャマイカ、ベネズエラの4カ国によって決勝トーナメント進出が争われている。初戦で強豪ウルグアイを破ったメキシコは、この試合に勝てば決勝トーナメント進出が決まる。一方、ジャマイカはベネズエラ相手に善戦しながらも0-1の敗戦。負ければグループステージ敗退が決定する。

 この試合で最初にチャンスを作ったのはジャマイカ。7分、クライトン・ドナルドソンが右サイドに抜け出し、エリア内右に進入。右45度の位置から右足シュートを放ったが、ボールはわずかに枠の左へ外れてしまった。

 一方のメキシコもチャンスを作る。18分、右サイドからラウール・ヒメネスがクロスを入れると、ボールはファーサイドのヘスス・コロナにボールがわたる。J・コロナがすぐさま左足でクロスを入れなおすと、ゴール前のハビエル・エルナンデスがヘディングでゴール右下に決め、メキシコが先制に成功した。

 リードを許したジャマイカは同点を目指して反撃に出る。39分、ドナルドソンが右サイドからグラウンダーのクロスを入れる。これをゴール前のギャラス・マックリアリーが落とし、マイケル・ヘクターがダイレクトシュートを放ったが、ここはGKギジェルモ・オチョアがビッグセーブを見せてチームを救った。このまま1-0でメキシコがリードしてハーフタイムを迎えた。

 メキシコは後半立ち上がりに相手ゴールへ迫る。48分、J・コロナが左サイドから右足で斜めのクロスを入れる。ファーサイドのR・ヒメネスが折り返し、J・エルナンデスが飛び込んだが、ここは触ることができなかった。

 続く55分、エリア手前右でボールを受けたR・ヒメネスが、切り返して右45度の位置から左足シュートを狙った。カーブのかかったボールは惜しくも枠の左上に外れ、追加点を奪うことができない。

 ジャマイカは自陣で守りを固めながら少ない人数で決定機を作る。64分、ドナルドソンが中盤からドリブル突破を開始。エリア内右に進入したところでヤセル・コロナにスライディングタックルで倒されたが、ここは笛を吹かれることがなかった。さらに67分、自陣ゴール前でGKアンドレ・ブレイクが前線へ大きくクリアする。ジャイルズ・バーンズがこのボールをヘディングですらし、これを受けたドナルドソンがドリブル開始。再びエリア内に進入して決定機となるが、ここは転倒してしまい、チャンスを生かせなかった。

 78分、メキシコは得点を挙げたJ・エルナンデスを下げ、オリベ・ペラルタを投入した。直後の81分、途中出場のイルヴィン・ロサーノが左サイドを駆け上がり、マイナスの折り返しを入れる。これを受けたエクトル・エレーラのトラップが大きくなると、こぼれ球を走りこんだペラルタが左足でダイレクトシュート。これが右ポストに当たりながらゴールに吸い込まれ、メキシコが大きな追加点を奪った。

 このまま2-0でメキシコがジャマイカを下し、勝ち点を6に伸ばして決勝トーナメント進出を決めた。この結果、ベネズエラの決勝トーナメント進出とウルグアイ、ジャマイカのグループステージ敗退が決定した。

 13日に行われる第3戦で、メキシコはベネズエラ代表と、ジャマイカはウルグアイ代表と対戦する。

【スコア】
メキシコ代表 2-0 ジャマイカ代表

【得点者】
1-0 18分 ハビエル・エルナンデス(メキシコ代表)
2-0 81分 オリベ・ペラルタ(メキシコ代表)

【グループC順位表】
(左から消化試合数/勝点/勝敗/得失点差)
1位 メキシコ 2/6/2勝/+4
2位 ベネズエラ 2/6/2勝/+2
3位 ウルグアイ 2/0/2敗/-3
4位 ジャマイカ 2/0/2敗/-3

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。日本代表をはじめ、Jリーグ、プレミアリーグ、海外日本人選手、高校サッカーなどの国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングといったサッカーにまつわるあらゆる情報を提供しています。「X」「Instagram」「YouTube」「TikTok」など、各種SNSサービスも充実したコンテンツを発信中。

SHARE



LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO