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”変人”が新監督に?…カタールW杯でGS敗退のメキシコ代表、ビエルサ氏の招へいを画策か

2023.01.17

昨年2月までリーズの監督を務めていたビエルサ氏 [写真]=Getty Images

 メキシコ代表の新監督候補に、マルセロ・ビエルサ氏の名前が挙がっているようだ。17日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 8大会連続のグループステージ突破、そして過去最高成績(ベスト8)を超える結果を目指しFIFAワールドカップカタール2022に臨んだメキシコ代表。しかし、初戦でポーランド代表とスコアレスドローに終わると、続く第2節ではアルゼンチン代表に0-2で完敗。最終節でサウジアラビア代表に勝利したものの、2位のポーランド代表に得失点差で及ばず、無念のグループステージ敗退となった。

 この結果を受け、2019年1月からメキシコ代表の指揮を執っていたヘラルド・マルティーノ前監督が、カタールW杯敗退後に退任を表明。メキシコサッカー連盟(FMF)は2026年に北米3カ国(アメリカ、カナダ、メキシコ)で開催されるW杯に向けて、新監督の招へいに着手している。

 報道によると、FMFはビエルサ氏の手腕とクラブおよび代表での豊富な指導経験を高く評価しており、メキシコ代表新監督の候補としてリストアップしたという。ビエルサ氏のほかにも3名が後任候補に挙がっているようだが、その3名の具体的な名前については明らかにされていない。FMFはビエルサ氏の招へいを第一に考えており、今後同氏との交渉に臨むものと見られている。なお、FMFが設定した新監督探しの期間は、2週間後の1月31日に終了するようだ。

 現在67歳のビエルサ氏は、“エル・ロコ”(スペイン語で変人)の異名を持つ稀代の戦術家として知られている。1980年の現役引退後に指導者に転身し、アスレティック・ビルバオマルセイユラツィオリールなど世界各国のクラブで監督を歴任。また、1998年から2004年にかけてアルゼンチン代表、2007年から2011年にかけてチリ代表を指揮した経験も持っている。

 2018年夏からはリーズを指揮。2019-20シーズンにEFLチャンピオンシップ(英2部)を制し、チームをトップリーグ昇格に導くと、17シーズンぶりのプレミアリーグとなった20-21シーズンは昇格組史上最高となる勝ち点「59」を獲得して9位フィニッシュを果たした。しかし、翌21-22シーズンは開幕から低迷し、昨年2月に解任の憂き目に遭った。

 なお、ビエルサ氏に関しては、ウルグアイ代表が招へいを検討しているとの噂もある。

By サッカーキング編集部

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