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ポルトガル1部クラブで13件のオミクロン株確認…直近の試合は後半途中で異例の中止に

2021.11.29

ベンフィカ戦キックオフ時点で9人のみだったベレネンセス [写真]=Getty Images

 ポルトガル1部ベレネンセスの関係者13名から、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」が確認された。29日、ポルトガル紙『レコルド』などが報じた。

 ポルトガルの保健当局DGSは29日、同国内においてオミクロン株が13件検出されたことを発表。いずれもベレネンセスの選手やスタッフだとされている。なお、同クラブには、オミクロン株が最初に確認された南アフリカ出身のDFが所属している、同選手は先日、母国で行われた代表戦に出場していた。

 ベレネンセスの広報によると、陽性者のほとんどは無症状または軽度の症状だという。クラブの選手とスタッフ全員が隔離して再検査を待っているようだ。

 ベレネンセスは27日にプリメイラ・リーガ第12節でベンフィカと対戦したが、試合前に選手・スタッフ合計17人に新型コロナウイルス陽性反応が出たため、9選手でキックオフを迎えた。ベレネンセスは前半を0-7で折り返すと、負傷者などが出たため最終的にピッチに立っていた選手が6人のみとなり、規定の7選手を下回ったとして試合中止となっていた。

 ベンフィカとベレネンセスの会長は試合後、試合を行わなければ「不当な欠場」として罰せられる危険性があったと主張。試合延期を許可しなかったリーグやDGSを非難した。一方、リーグは試合延期の正式な要請を受けていないと主張している。

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