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アルビレックス新潟シンガポールが5ー0の快勝…次節の天王山へ弾み

2021.09.13

 残り4試合と最終局面を迎えたシンガポールプレミアリーグ。2週間のインターナショナルブレークを経て、アルビレックス新潟シンガポールは今節、ゲイラン・インターナショナルFCと対戦する。

 今節コンディション不良により練習参加を回避したジュンキに代わりスタメンに入ったのはフィクリ。ベンチにはおよそ4カ月ぶりに坪井清志郎が戻ってきた。

 開始早々、チャンスを迎えたのはアルビSだった。常盤からボールを受けた谷口が左足でミドルシュート。ふわりとしたボールが枠を捕らえるが、先日ゲイランに電撃加入したGKザイフルに防がれる。続く4分、国本のロングパスに抜け出したフィクリが倒されFKを獲得すると、知久が直接狙う。壁を越えるシュートはわずかに落ち切らず、ポストに弾かれる。

 序盤のチャンスを逃すと、ゲイランの素早いプレッシングに遭い、分厚い攻撃を仕掛けることができまない。また、自陣深くから広くピッチを使うゲイランがボールを支配する展開となっていく。22分には、アミーにディフェンスラインの背後を取られ、古賀と常盤で対応するが、粘るアミーにシュートを放たれる。無人のゴールへボールが向かっていくが、ポストに救われ失点を免れる。

 ヒヤッとするシーンを迎えるが、山下が「スタッフ含めて声を掛け合って、試合の進め方を確認できた。逆にボールを持たせるイメージでやれたので焦りはなかった」と話したように、次第に落ち着きを取り戻していく。

 すると30分、試合が動く。ゲイランDFのパスが短くなったところを山下がカット。そのまま持ち上がって谷口へ預けると、谷口は中へ切り込んでシュートを放つ。このボールはDFにブロックされますが、それをフィクリがワントラップしてシュート。これがゴールに決まり、アルビSが値千金の先制点を獲得する。

 その後も橋岡の突破からゴールを狙っていくが、スコアは動かず1ー0で前半は終了。

 後半開始からフィクリに代えて、ゲームチェンジャー近藤を投入し、追加点を狙うアルビS。58分、永澤がゲイランDFのパスをカットすると、そのままペナルティエリアまで持ち込む。カバーに入ったDFをワンステップでかわすや否や強烈なシュートを放つと、ボールはゴール右隅に突き刺さり、リードを2点に広げる。直後、重富監督はユエンに代えて坪井を投入。坪井は5月15日以来およそ4カ月ぶりのリーグ復帰を果たす。

 しかし64分、ゲイランのモレシェのクロスからバリーが勢いよく走り込んでダイビングヘッド。古賀が弾いたボールはポストに当たって失点を免れる。

 ピンチを凌いだアルビSは78分、手塚のCKから谷口がヘディングでゴールにねじ込み、スコアを3ー0とした。さらに86分には、近藤、知久、常盤とスムーズに左サイドへボールを運ぶと、常盤が丁寧にグラウンダーのクロスを送ります。これを谷口がダイレクトで蹴り込み、この日2点目。

 お祭り状態のスタンドから『One! More! Goal!』とコールが飛び交う中、実現して見せたのは近藤。アディショナルタイム1分、相手DFのトラップを見逃さずにボールを奪うとあっという間にペナルティエリアへ侵入。鋭い切り返しで追いかけてきたDFとGKを翻弄すると、左足でゴールへ蹴り込んでサポーターへ5点目をプレゼント。

 前節のゴールラッシュを上回る大量5得点で4連勝。連続無失点も3に伸ばした。

 決して会心のゲーム展開ではなかった前半だったが、5ー0の結果がチームを勢いづけることは間違いない。次節、2位のセイラーズとの直接対決、まさに天王山を迎える。


2021 SPL第18節(ホーム)

【日時】
2021年9月11日(土) 17:30キックオフ

【対戦相手】
ゲイラン インターナショナルFC

【会場】
ジュロンイーストスタジアム

【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:5
ゲイラン インターナショナルFC:0

【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
30′ フィクリ ジュナイディ
59′ 永澤 竜亮
79′ 谷口 遼弥
87′ 谷口 遼弥
90+1′ 近藤 蔵波

■次節の予定
2021 SPL第19節(アウェイ)
2021年9月17日(金) 19:45キックオフ
Vs ライオンシティ セイラーズFC
@ジャランべサル スタジアム

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