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実はかつてチームメイトだった大物選手たち(続編)

2020.03.31

元チームメイトたちを紹介 [写真]=Getty Images

 数年単位で移籍を繰り返すことが多いサッカー選手。長いようで短いキャリアにおいては、数多くの出会いと別れがある。そのため、過去に同じチームで同僚として切磋琢磨していた大物プレーヤーたちも少なくない。今回も4組の元チームメイトたちを紹介する。

ジェイミー・ヴァーディ×ハリー・ケイン
(レスター/2013年)

ハリー・ケイン

ヴァーディ(左)とケイン(右)[写真]=Getty Images

 プレミアリーグ屈指のストライカーとして名を馳せるヴァーディとケインも、7年前には同じユニフォームを着ていた。2人が当時所属していたのはレスター。舞台はチャンピオンシップ(イングランド2部)だった。

 2012年夏、ヴァーディはノンリーグの選手として史上最高額となる移籍金100万ポンド(現在のレートで約1億3000万円)でレスター入りを果たした。背番号は「9」。エースナンバーを託されていた。一方のケインは、トッテナムからの短期ローンで2013年2月に加入。19歳の有望株はチームで2番目に大きい37番を背負ってピッチに立っている。

 ただ、2人が同時にプレーした時間は数えるほどだった。2トップとして先発出場した試合は一つもない。同僚ではあったものの、ポジションを争うライバル同士だったからだ。さらに言えば、どちらもパッとしなかった。ヴァーディは結果を残し続けることで8部から2部までステップアップを果たしたが、初めての大舞台では1シーズンで4ゴールしか奪えず。ケインも3カ月あまりのローン生活で2ゴールしか奪えなかった。

 しかし無駄な時間でなかったことは、その後の活躍ぶりを見れば分かる。ヴァーディはレスターで真のエースへと成長を果たし、2016年にはプレミア優勝の原動力となった。ケインもトッテナム復帰後に才能を開花させて、イングランドを代表する選手へと飛躍を遂げた。7年前、レスターの試合中にベンチで並んで座っていたことは、今となっては“いい思い出”だろう。

トニ・クロース×アルトゥーロ・ビダル
(レヴァークーゼン/2009~10年)

トニ・クロース

クロース(左)とビダル(右)[写真]=Getty Images

 現在、クロースはレアル・マドリードの、ビダルはバルセロナの選手として、“エル・クラシコ”になれば激しくぶつかり合うが、実は同じ釜の飯を食べていた時期がある。

 2009年1月、クロースは出場機会を求めてバイエルンからのレンタル移籍を決断する。新天地のレヴァークーゼンで出会ったのが、入団2年目のビダルだった。かたやドイツ産の天才パサー、かたやチリが生んだ世界屈指のボールハンター。国籍も違えば、プレースタイルも異なるが、2人の相性は抜群だった。

 2009-10シーズン、レヴァクーゼンはブンデスリーガで4位と躍進する。前年度から5つも順位を上げた。クロースとビダルは当時20代前半。キャリアは浅かったが、チームに不可欠な戦力として中盤に君臨した。なかでもクロースは9得点12アシストを記録し、リーグの月間MVPを2度も受賞する活躍ぶりを見せた。その当時の印象が強いのだろう。今から2年前にブンデスリーガ公式が発表したレヴァークーゼンの歴代ベストイレブンには、2人の名前がしっかりと刻まれている。

 2010年夏、クロースはバイエルンに凱旋。以後、ビダルとは敵として何度も相まみえてきた。これからもピッチ上では名勝負が繰り広げられるはずだ。

フィルジル・ファン・ダイク×ドゥシャン・タディッチ
(フローニンゲン/2010~12年)
(サウサンプトン/2015~17年)

ファン・ダイク

ファン・ダイク(左)とタディッチ(右)[写真]=Getty Images

 昨シーズンのチャンピオンズリーグで目覚ましい活躍を見せたファン・ダイクとタディッチ。彼らは2つのクラブでチームメイトだった。

 最初の出会いは、オランダのフローニンゲンでのこと。2010年夏、同じタイミングで入団すると、翌年5月のリーグ戦で初共演を果たした。このとき、タディッチは22歳で、ファン・ダイクは19歳。ファン・ダイクにとっては、記念すべきプロデビュー戦だった。「最初から異彩を放っていた」とタディッチが振り返るように、ファン・ダイクはこの頃からほかと一線を画す存在だったようだ。

 その翌シーズンにはファン・ダイクがレギュラーに定着し、2人は同時出場することが多くなる。しかし、タディッチの評価も右肩上がりで上昇を続け、2012年夏にはトゥウェンテへ移籍。味方から一転、敵としてピッチ上で対峙することとなった。

 2013年にはファン・ダイクがセルティックへ移籍。オランダ国内では交わることがなくなったが、イングランドの地で再会を果たすことになる。2015年夏、ファン・ダイクの移籍先となったサウサンプトンには、タディッチが在籍していたのだ。迎えた9月12日、プレミアリーグ第5節のウェスト・ブロムウィッチ戦で、2人は再び同じユニフォームを着てピッチに立った。タディッチは26歳、ファン・ダイクは24歳になっていた。

 それから約2年半の間、彼らはセインツの主軸として活躍。2018年1月にファン・ダイクがリヴァプールへ移籍したため、2度目の別れを経験することになったが、2人の友情は今も続いている。2019年のバロンドール受賞者についても、タディッチが最有力候補として挙げた名前は「ファン・ダイク」だった。

アレクシス・サンチェス×ラダメル・ファルカオ
(リーベル・プレート/2007~08年)

アレクシス・サンチェス

サンチェス(左)とファルカオ(右)[写真]=Getty Images

 チリとコロンビア。母国で「英雄」と称えられる両ストライカーは、アルゼンチンの名門リーベル・プレートでかつてチームメイトだった。同クラブの下部組織出身であるファルカオは、2005年にトップチームデビュー。その2年後にウディネーゼからのレンタル移籍でやってきたのが、サンチェスだった。

 最大のハイライトは、07-08シーズンの後期リーグ優勝だろう。2007年12月にディエゴ・シメオネ(現アトレティコ・マドリード指揮官)が新監督に就任したのをきっかけに、チームは快進撃をスタート。13勝4分け2敗の成績で、4年ぶりの国内王者に輝いた。ファルカオとサンチェスも主軸として、優勝に貢献している。

 その後は欧州のトップクラブを渡り歩いている両雄。いつの日か、どこかのクラブでチームメイトとして再会を果たすことがあるかもしれない。

(記事/Footmedia)

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