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欧州5大リーグ最強の“オーバー35”は誰? 今季の平均レーティング上位10選手を紹介

2020.02.16

最強のオーバー35トップ3 [写真]=Getty Images

「本当に35歳?」と思わずにはいられない。

 ユヴェントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのことだ。8日に行われたセリエA第23節のヴェローナ戦では、リーグ戦10試合連続ゴールを達成し、クラブ新記録を樹立。13日に行われたミランとのコッパ・イタリア準決勝ファーストレグでも、試合終了間際にPKを決めて引き分けに持ち込んだ。

 これで年明け以降の公式戦は、8試合に出場して12ゴール。ピッチに立ったすべての試合で得点を挙げており、文字どおり“ゴールマシン”と化している。今月5日に35歳の誕生日を迎えたが、今も世界のベストプレーヤーの1人であることに疑いの余地はないだろう。

 では、今シーズンの欧州5大リーグで、最も優れたパフォーマンスを披露している“オーバー35”は誰なのだろうか。統計サイト『WhoScored.com』は、200以上のスタッツから自動的にレーティングを発表しており、今回はその平均値が最も高い選手10名をランキング形式で紹介する。

※以下、情報はすべて2月13日時点のもの
※カッコ内は(所属クラブ/国籍/ポジション/年齢)
※レーティングは10点満点
※今季リーグ戦10試合以上に出場している選手が対象
[写真]=Getty Images

10位 ダニエル・バイアー 平均6.84点

(アウクスブルク/ドイツ/MF/35歳)
バイヤー
今年1月でアウクスブルク在籍10周年を迎えたバイアー。チーム最古参の主将として、今季もリーグ戦21試合中16試合に出場している。ブンデスリーガ通算出場数は「295」に達し、来月中にも300試合の大台に到達する見込みだ。

9位 サミール・ハンダノヴィッチ 平均6.86点

(インテル/スロベニア/GK/35歳)
ハンダノヴィッチ
“オーバー35”のGKとして、最高評価を受けているのがハンダノヴィッチだ。左手小指の骨折によりセリエAの直近2試合は欠場を余儀なくされたが、今季も絶対的守護神として君臨。ラツィオと並ぶリーグ最少失点の堅守を実現し、インテルの躍進を最後尾から支えている。

8位 ダンテ 平均6.88点

(ニース/ブラジル/DF/36歳)
ダンテ
バイエルン在籍時の2012-13シーズンには、チャンピオンズリーグ優勝も経験したダンテ。パトリック・ヴィエラ監督が率いるニースでは、チーム唯一の30代選手として若い選手たちをけん引している。今季の出場時間はDF登録ではチームNo.1と、今も最終ラインに欠かせない存在だ。

7位 ホアキン・サンチェス 平均6.89点

(ベティス/スペイン/MF/38歳)
ホアキン
欧州5大リーグでプレーする35歳以上の選手の中で、3位タイの7ゴールをマーク。昨年12月の第16節アスレティック・ビルバオ戦では、リーガ・エスパニョーラ史上最年長となる38歳140日でのハットトリックを達成した。同月26日には2021年までの契約延長にサインしており、“40歳で現役”も十分にあり得る。

6位 ヴィトリーノ・イウトン 平均6.98点

(モンペリエ/ブラジル/DF/42歳)
イウトン
40代で唯一、トップ10に名を連ねたのが、モンペリエでセンターバックを務めるイウトン。今季の欧州5大リーグに出場した最年長選手でもある。ここまで国内カップ戦も含めて、公式戦全29試合に出場。第24節終了時点でリーグ5位と好位置につけるモンペリエの象徴的存在だ。

5位 ロドリゴ・パラシオ 平均7.00点

(ボローニャ/アルゼンチン/FW/38歳)
パラシオ
冨安健洋の同僚としてもお馴染みのパラシオは、今季チーム3番目の22試合に出場。ここまで5ゴールは、リカルド・オルソリーニ(23歳)の7ゴールに次ぐチーム2位だ。直近5シーズンでは最も早いペースで得点を重ねており、インテルに在籍していた2013-14シーズン以来となる2桁得点達成も夢ではない。

4位 チアゴ・シウヴァ 平均7.06点

(パリ・サンジェルマン/ブラジル/DF/35歳)
T・シウヴァ
今季リーグ・アン最高の“オーバー35”は、チアゴ・シウヴァだった。ここまで19試合に出場し、リーグ最少失点を誇るチームの守備を支えている。今季リーグ戦で敗れた3試合のうち2試合は、同選手が欠場していたゲーム。今季が契約最終年となるが、その存在価値はさらに色濃いものとなっている。

3位 フランク・リベリー 平均7.07点

(フィオレンティーナ/フランス/MF/36歳)
リベリー
今季バイエルンからフィオレンティーナに加入すると、セリエA開幕9試合で2ゴール2アシストを記録。限界説を払しょくするようなパフォーマンスを披露し、“ヴィオラ”の新たなアイドルとなった。足首のケガで昨年11月以降は戦線を離脱しているものの、すでにトレーニングを再開しており、復帰へのカウントダウンが始まっている。

2位 サンティ・カソルラ 平均7.31点

(ビジャレアル/スペイン/MF/35歳)
カソルラ
ここまでリーガ・エスパニョーラ20試合に出場して、8ゴールをマーク。欧州5大リーグの35歳以上の選手の中では、C・ロナウド(20ゴール)に次ぐ得点数を記録している。右足切断という最悪の事態を免れた男は第二の春を謳歌しており、今夏開催されるEURO2020での活躍も期待される。

1位 クリスティアーノ・ロナウド 平均7.91点

(ユヴェントス/ポルトガル/FW/35歳)
C・ロナウド
1位に輝いたのは、やはりこの男だった。平均レーティング「7.91」は、今季セリエA10試合以上に出場した全世代の選手の中でトップ。欧州5大リーグにおいても、10試合以上に出場した選手でC・ロナウドの平均値を上回るのは、メッシ(8.67/32歳)、ネイマール(8.66/28歳)、レヴァンドフスキ(8.11/31歳)、エンバペ(8.01/21歳)、サンチョ(7.97/19歳)の5人しかいなかった。サッカー界最強の35歳であり、これからも年齢を超越したプレーを見せてくれるに違いない。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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