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アフリカCLで珍事…一時はエスペランスの優勝決定も、再試合実施へ

2019.06.07

一時は優勝トロフィーを掲げたエスペランスの選手たちだったが… [写真]=Getty Images

 アフリカナンバーワンクラブを決めるCAFチャンピオンズリーグの決勝戦で、“異例”の出来事が起こった。5日付のイギリス紙『ガーディアン』が報じている。

 CAFチャンピオンズリーグの決勝戦では、昨シーズンの同大会王者であるチュニジアのエスペランスとモロッコのウィダード・カサブランカが対戦。5月25日にウィダード・カサブランカのホームで行われたファーストレグは1-1の引き分けで終了していた。

 6月1日に行われたセカンドレグでは、41分にホームのエスペランスが先手を取る展開に。そして、後半に入ると“事件”が起こった。59分、ウィダード・カサブランカが同点弾を挙げたものの、審判はオフサイドのためゴールを認めず。この判定に猛抗議したウィダード・カサブランカの選手たちは、審判にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の使用を要求した。しかし、事前に大会主催者側が同試合にてVARを使用できないということを両チームへ伝えていなかったことが判明。このような経緯からウィダード・カサブランカ側が激怒し、試合の続行を拒否していた。

 その後は約1時間半ほど試合が中断し、最終的に試合をこのまま終了すると発表。試合中断時点でリードしていたエスペランスが優勝チームとなり、選手たちはトロフィーを掲げていた。

 しかし、CAF(アフリカサッカー連盟)はパリで行われているFIFA(国際サッカー連盟)総会にて会議を行い、同試合を無効にすることを決めたという。“前代未聞”とも言える中立地での再試合が行われることとなった。現時点で具体的な日程は発表されていないが、6月21日から7月19日にかけてエジプトで行われるアフリカ・ネーションズカップ終了後に開催される見込みのようだ。

By サッカーキング編集部

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