FOLLOW US

メッシに例えられる逸材も…すでにU-20W杯参加が決まっている注目選手

2019.05.07

U-20W杯で注目の7選手を紹介 [写真]=Getty Images

 日本サッカー協会(JFA)は7日、FIFA U-20ワールドカップポーランド2019に臨む最終メンバー21名を発表した。

 同世代にカテゴライズされるMF久保建英(FC東京)やMF安部裕葵(鹿島アントラーズ)、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)は選外となったが、MF齊藤未月(湘南ベルマーレ)やMF郷家友太(ヴィッセル神戸)など明治安田生命J1リーグでも活躍する有望株が数多く名を連ねた。

 今月23日の開幕まで約2週間と迫るなか、ライバル国も続々とメンバーを発表中。そこで、現時点でU-20ワールドカップ参加が決まっている選手のうち、特に注目すべきプレーヤーを7名ピックアップしてみた。

*カッコ内は(生年月日/国籍/所属クラブ/ポジション)

■ディエゴ・ライネス

ディエゴ・ライネス

[写真]=Getty Images

(2000年6月9日/メキシコ/ベティス/FW)
今大会の主役候補の一人に数えられるメキシコのワンダーキッド。昨年9月に飛び級でA代表デビューを飾ると、今年1月には母国のクラブ・アメリカからベティスへの完全移籍が決定。翌月行われたヨーロッパリーグのレンヌ戦では、欧州カップデビュー戦ながら初得点を記録する偉業を成し遂げた。日本も参加した2年前のU-17W杯では、王者に輝いたイングランドから2ゴールをマーク。左足での鋭いドリブルだけでなく、非凡な得点力を備えており、あのリオネル・メッシにも例えられる逸材だ。

■クチョ・エルナンデス

クチョ・エルナンデス

[写真]=Corbis via Getty Images

(1999年4月22日/コロンビア/ウエスカ/FW)
ラダメル・ファルカオやカルロス・バッカなど世界的なストライカーを輩出するコロンビアの最新傑作。昨年9月にA代表に初招集されると、コスタリカ代表との親善試合で初ゴールを含む2得点をマークするなど、衝撃的なデビューを果たした。2017年夏から在籍するウエスカでは、1年目から16ゴールを奪ってクラブ初のスペイン1部昇格に貢献。今シーズンはすでに2部降格が決定したものの、バルセロナとレアル・マドリードの2強から、しかも敵地でゴールを奪い、その名を世界に知らしめた。

■イ・ガンイン

イ・ガンイン

[写真]=Getty Images

(2001年2月19日/韓国/バレンシア/MF)
次回大会の出場資格も持つチーム最年少の18歳ながら、“飛び級”で選出された韓国の神童。久保建英と同じように若くしてスペインに渡ると、2011年にバレンシアの下部組織に入団。順調に成長を遂げ、昨年10月に外国人選手としてクラブ史上最年少となる17歳253日でのトップチームデビューを果たした。今年3月には18歳20日という若さでA代表に初招集。出場機会は訪れなかったものの、U-20W杯ではアジア人プレーヤーとして最も活躍が期待される選手の一人だ。

■チョン・ウヨン

チョン・ウヨン

[写真]=Bongarts/Getty Images

(1999年9月20日/韓国/バイエルン/FW)
イン・ガンインと同じく、韓国欧州組“新世代”の一人として世界的な注目を集めるタレント。昨年11月のチャンピオンズリーグで、バイエルンでのトップチーム初出場を達成。トッテナムのソン・フンミンを抜いて、韓国史上最年少となるCLデビューを果たした。さらに今年3月には、ブンデスリーガのピッチにも初めて立った。イ・ガンインが左利きのテクニシャンであるのに対し、チョン・ウヨンは左右の両ウイングを主戦場とし、よりゴールに近いエリアで決定的な働きをする。

■フリアン・アルバレス

フリアン・アルバレス

[写真]=NurPhoto via Getty Images

(2000年1月31日/アルゼンチン/リーベルプレート/FW)
アルゼンチンの名門リーベルプレートで育った技巧派ストライカー。昨年10月にトップチームデビューを果たすと、12月に開催されたFIFAクラブワールドカップにも参加。当時はユース所属ながら“背番号9”を与えられて大きな注目を集めた。フル出場を果たした3位決定戦では得点こそ奪えなかったものの、しなやかな身のこなしで鹿島アントラーズの守備陣を翻弄。日本のファンにも強烈なインパクトを残している。予選に当たるU-20南米選手権ではベスト11に選出される活躍を見せており、本大会でもエース級の活躍が期待される。

■レオナルド・カンパーナ

レオナルド・カンパーナ

[写真]=Getty Images

(2000年7月24日/エクアドル/バルセロナSC/FW)
バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキやバルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスに憧れを抱くように、190センチ近い長身ながら速さと巧さを兼ね備え、驚異の決定力でゴールを陥れる点取り屋。強豪揃いのU-20南米選手権では、枠内シュート10本で6ゴールをマーク。得点王に輝くとともに母国を大会初制覇へと導いた。すでにインテルが獲得に乗り出しているとの報道もあり、U-20W杯は世界へのアピールの場となる。

■マイケル・ワウド

マイケル・ワウド

[写真]=Soccrates/Getty Images

(1999年1月16日/ニュージーランド/ヴィレムⅡ/GK)
4年前のU-17W杯と2年前のU-20W杯を経験済みで、昨年6月には19歳にしてA代表デビュー。ニュージーランドの将来を担うエリート選手だ。前回のU-20W杯では、飛び級での選出ながら全4試合でゴールマウスを守り、ベスト16進出に貢献した。16歳のときにサンダーランドの下部組織に入団。今季からヴィレムⅡに移籍すると、今年3月にはエールディヴィジ初出場を果たしている。オランダにルーツがあり、昨夏にはU-20オランダ代表の招集メンバーに名を連ねたが、ニュージーランド代表を選択したという過去を持つ。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO