2019.04.26

偉大な父に続けるか? 大舞台での活躍に期待がかかる二世選手を紹介

二世選手
今後の活躍に期待がかかる二世選手を紹介 [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 先日、オールドファンには微笑ましいニュースが飛び込んできた。

 AZのリザーブチームに所属するオランダ人DFのマキシム・フリットが、オランダ2部エールステ・ディヴィジ第36節トゥウェンテ戦でプロデビューしたのだ。マキシムは2001年5月20日生まれの17歳。父は1980年代のミランでマルコ・ファン・バステン氏、フランク・ライカールト氏とともに“オランダトリオ”を形成したあのルート・フリット氏である。さらに母親は故ヨハン・クライフ氏の姪とあって、早くも将来のスター候補生だと話題になっている。

 もっとも、サッカー界には“二世選手”が少なくない。レスターのGKカスパー・シュマイケル(父ピーター・シュマイケル)やアヤックスのDFデイリー・ブリント(父ダニー・ブリント)、さらにフィオレンティーナのフェデリコ・キエーザ(父エンリコ・キエーザ)など、親子二代でA代表デビューを飾ったケースもある。

 偉大なレジェンドだった父と同じ道を歩む二世プレーヤーは今や枚挙にいとまがない。現時点ではトップレベルに到達していないが、いずれ大舞台に立つであろう“息子”たちを紹介する。

■ファン・デル・サール家

ファン・デル・サール

父エドウィン(左)、息子ジョー(右) [写真]=Getty Images

父:エドウィン・ファン・デル・サール(元オランダ代表GK/現アヤックスCEO)
息子:ジョー・ファン・デル・サール(RKCヴァールヴァイク)

アヤックスが最後に欧州王者に輝いた1994-95シーズンに正GKを務めていたのが、現クラブCEO(最高経営責任者)のエドウィン・ファン・デル・サール氏だった。その息子ジョーも、GKとしてプロの道を歩んでいる。1998年3月16日生まれの21歳。父がマンチェスター・Uに在籍していたときに本格的にサッカーをスタートし、現在はオランダのRKCヴァールヴァイクでプレーしている。2013年から2017年まではアヤックスの下部組織にも在籍しており、近い将来、父が守ったゴールマウスに立つことが期待されている。

■ジダン家

ジダン

父ジネディーヌ(左上)、長男エンツォ(右上)、次男ルカ(左下)、三男テオ(右下) [写真]=Getty Images

父:ジネディーヌ・ジダン(元フランス代表MF/現レアル・マドリード監督)
長男:エンツォ・ジダン(ラージョ・マハダオンダ)
次男:ルカ・ジダン(レアル・マドリード)
三男:テオ・ジダン(レアル・マドリード)
四男:エリアス・ジダン(レアル・マドリード)

今年3月に、レアル・マドリードへ電撃復帰を果たしたジネディーヌ・ジダン監督。現役時代にはフランスを初のワールドカップ優勝に導くなど、サッカー界屈指のレジェンドとして知られるが、彼の4人の息子たちも父のDNAを受け継いでいる。

長男のエンツォは今季、リーガ・エスパニョーラ2部のラージョ・マハダオンダでプレー。背番号7をつけるMFとして、ここまでリーグ戦30試合に出場している。今年3月には24歳の誕生日を迎えた。

エンツォ以外は皆、レアル・マドリードに籍を置く。20歳の次男ルカは、トップチームで第3GKとして活躍。ポジションを争うのは、コスタリカ代表GKケイロル・ナバス、そしてベルギー代表GKティボー・クルトワといった超一流選手たちだが、3月31日に行われたウエスカ戦では本拠地サンティアゴ・ベルナベウでの初出場を果たした。

三男テオは、2002年5月18日生まれの16歳。現在はフベニルB(U-18)に所属している。クラブ公式サイトによると身長は193cm。かなりの長身だが、父親同様、トップ下を主戦場とするテクニシャンだという。

そして、インファンティルA(U-14)に所属しているのが四男のエリアスだ。やや意外かもしれないが、左利きのサイドバックとして活躍中。ちなみに同チームを率いるのは、クラブOBで元スペイン代表MFのシャビ・アロンソ氏だ。

多少の年齢差はあるものの、いずれは四兄弟が共演を果たすようなこともあるかもしれない。

■グジョンセン家

グジョンセン

父エイドゥル(左)、長男スヴェイン・アーロン(右上)、次男アンドリ・ルーカス(右下) [写真]=Getty Images

父:エイドゥル・グジョンセン(元アイスランド代表FW)
長男:スヴェイン・アーロン・グジョンセン(ラヴェンナ)
次男:アンドリ・ルーカス・グジョンセン(レアル・マドリード)
三男:ダニエル・トリスタン・グジョンセン(レアル・マドリード)

“ジダン四兄弟”に勝るとも劣らないのが、“グジョンセン三兄弟”である。父エイドゥル・グジョンセンは、現役時代にチェルシーやバルセロナで活躍。アイスランド屈指のストライカーとして名を馳せた。

彼には三人の息子がおり、20歳の長男スヴェイン・アーロンはセリエC(イタリア3部リーグ)のラヴェンナに在籍中。17歳の次男アンドリ・ルーカスと三男ダニエル・トリスタンはレアル・マドリードの下部組織に所属している。なお、父親の背中を追うように、全員がFWとしてプレーしている。

ユース年代での出来事とはいえ、ダニエル・トリスタンは昨年夏にバルセロナからレアル・マドリードへの“禁断の移籍”を敢行。現地でも大きな話題となった。現在、アンドリ・ルーカスはフベニルC(U-17)、ダニエル・トリスタンはインファンティルB(U-13)に所属しており、トップチーム昇格を勝ち取るのは、ジダン家の兄弟か、あるいはグジョンセン家の兄弟かファンならずとも注目だ。

■ネヴィル家

ネヴィル

父フィル(左)、息子ハーヴェイ(右) [写真]=Getty Images

父:フィル・ネヴィル(元イングランド代表MF/現イングランド女子代表監督)
息子:ハーヴェイ・ネヴィル(マンチェスター・U)

父と叔父はマンチェスター・Uの黄金期を支えた“ネヴィル兄弟”、さらに叔母のトレイシーはネットボール(バスケットボールに似た球技)のイングランド代表監督と、スポーツ一家に生まれ育ったのがハーヴェイ・ネヴィルだ。

イングランド女子代表監督を務めるフィル・ネヴィル氏の息子で、現在はマンチェスター・Uのアカデミーに所属。中盤、もしくはウイングでプレーする攻撃的な選手だという。なお、2013年から2年間はマンチェスター・Cのアカデミーに在籍。2015年からは、父フィルがバレンシアのアシスタントコーチを務めていた関係でスペインに渡り、同クラブの下部組織に所属していた。

■ポチェッティーノ家

ポチェッティーノ

父マウリシオ(左)、次男マウリツィオ(右) [写真]=Getty Images

父:マウシリオ・ポチェッティーノ(元アルゼンチン代表DF/現トッテナム監督)
長男:セバスティアーノ・ポチェッティーノ(トッテナム)
次男:マウリツィオ・ポチェッティーノ(トッテナム)

トッテナムで5年目のシーズンを過ごすマウリシオ(Mauricio)・ポチェッティーノ監督だが、息子たちも“スパーズ”の一員として活躍している。現在18歳の次男マウリツィオ(Maurizio)は、同クラブのU-18チームに所属。今季はU-23チームでもプレーするなど、近い将来のファーストチームデビューが期待されている。

さらに長男のセバスティアーノは、スポーツサイエンティスト科学者としてトッテナムのファーストチームに帯同中。表舞台に姿を見せることはほとんどないが、父親譲りのイケメンとして知られている。

■マルディーニ家

マルディーニ

父パオロ(左)、次男ダニエル(右) [写真]=Getty Images

父:パオロ・マルディーニ(元イタリア代表DF)
長男:クリスティアン・マルディーニ(ファーロ)
次男:ダニエル・マルディーニ(ミラン)

イタリアサッカー界屈指の名家と言えば、マルディーニ・ファミリーだろう。元イタリア代表監督のチェーザレ、そしてミランのレジェンドだったパオロに続き、“三世代目”がいよいよベールを脱ごうとしている。

パオロの次男ダニエルは、2001年10月11日生まれの17歳。祖父チェーザレと父パオロがサッカー選手としての歩みをスタートさせた名門のプリメヴェーラに所属し、ストライカーとして活躍する。この3月にはU-18イタリア代表デビューを飾るなど、早くもアッズーリのユニフォームに袖を通した。

ダニエルには兄クリスティアンもいるが、22歳の同選手はレーガ・プロ(3部リーグ)のファーロに在籍中。注目度はやはり弟の方が高い。すでにトップチームへの帯同も経験済で、サン・シーロのピッチに立つのは時間の問題となっている。

(記事/Footmedia)

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