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【Football TimeLine】冬の移籍について中島翔哉を直撃!「ウィンドウが開けば…」

2018.12.14

 12月11日(火)放送の#13では、冬の移籍市場でのイングランド移籍が噂される中島翔哉(ポルティモネンセ)をサッカージャーナリストの小澤一郎氏が直撃。移籍の可能性について、中島自身から注目の発言を引き出した。

 小澤氏は現地時間12月7日(金)に行われたポルトガルリーグ第12節のポルト対ポルティモネンセの試合を現地取材。まず、ポルトガルのスポーツ紙『A BOLA』のヌーノ・ペドロ・フェルナンデス記者に中島の冬の移籍の可能性について尋ねると、フェルナンデス記者はこのように回答した。

「可能性は非常に高いと思います。中島はポルトガルで質の高さを見せつけていますし、実際に国内ビッグクラブへの移籍も噂されていました。今、報道されている2000万ユーロという移籍金ですが、過去の例を考えても、ポルトガルのクラブが1人の選手に支払える金額とは思えません。(移籍先として名前が挙がっている)ウルヴァーハンプトンのほうが、移籍金を支払う財力はあるでしょうね」

 中島の移籍先として取り沙汰されているのは、イングランド2部から今シーズン、プレミアリーグに昇格したウルヴァーハンプトン。2016年に中国の投資グループ「復星国際」が買収し、豊富な資金と、顧客にクリスティアーノ・ロナウドやジョゼ・モウリーニョを抱える大物代理人ジョルジュ・メンデスとの強力なコネクションを生かして有力選手を集めているクラブだ。フェルナンデス記者は、ウルヴァーハンプトンついて次のように語り、中島にとってなじみやすい環境であることを示唆した。

「ウルヴァーハンプトンは監督がポルトガル人(ヌーノ・エスピーリト・サント監督)で、ポルトガル人選手も何人か所属しています。ですから、ポルトガルでプレーしている中島の成長をよく知っているはずです。中島が次のステップとしてイングランドを選ぶことは自然な流れだと思います」

 中島はポルト戦に先発フル出場し、先制点をアシストしたものの、チームはその後4失点を喫し1-4で敗れた。試合後、小澤氏は中島本人を取材し、移籍報道が毎日のように出ている現状について尋ねると、中島はこのように答えた。

「ここから次に行くチームは、よりサッカーを楽しんで、成長できるチームに行くと思いますし、最終的に決めるのは僕自身だと思うので、そこは家族とも話しますし、チームとももちろん話しますし、代理人とも話しますし。ただ、最後に決めるのは自分だということは、一つ言えることかな、と思います」

 自身の移籍が既定路線であるようなコメントを発した中島。これを受けて小澤氏が「この冬の移籍の可能性というのは考えているということですか?」と追及すると、中島は一瞬、考えを巡らせた後、次のように語った。

「移籍のウィンドウが開けば、それ(移籍)はもちろん誰でも頭に入ってくることかな、と思いますけど。まあでも、まずはサッカーを本当に楽しむことが大事だと思います」

 スタジオでは小澤氏が中島の移籍報道について、次のように補足した。

「(中島の)契約解除金は4000万ユーロ(約51億4600万円)なんですが、さすがにそれはない(高すぎる)ので、2000万ユーロ(約25億7300万円)ぐらいが落としどころだとポルティモネンセは考えていて、その金額を出せるクラブがポルトガル国内にはないので、恐らく(資金力が豊富な)プレミアのクラブだろう、ということです」

 また、スタジオゲストのベン・メイブリー氏はイギリス国内の情報として、「(ウルヴァーハンプトンの)ヌーノ監督は移籍について否定していて、『知らないから噂にもならない』と語っています。しかし監督は(選手の獲得を)決める立場にはないので、クラブの上層部が動いているかもしれない」とコメント。ウルヴァーハンプトン以外に、吉田麻也が所属するサウサンプトンも移籍先の候補として挙がっていることを伝えた。

 毎週火曜日21時から生放送されている『日本人を応援せよ!!Football TimeLine』。次回は12月18日(火)21時スタートの予定となっている。

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