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チェルシーに影響大…FIFA、レンタル放出選手数の上限設定を採択

2018.09.26

積極的にレンタル放出を行い、補強戦略を組み立てるチェルシーにとっては影響が大きいと見込まれている [写真]=Getty Images

 FIFA(国際サッカー連盟)が、クラブチームがレンタル移籍で他クラブへ放出できる選手の数に上限を設定することを採択したようだ。イギリスメディア『BBC』が25日に報じている。

 FIFAは現行のレンタル移籍制度について検討を行い、レンタル移籍で放出できる選手数を最大6名までに制限する提案が連盟内で合意されたことを発表した。同メディアによると、特定のチームに若い才能が集中しないようにすることが目的だという。なお、クラブ、リーグ、選手の代表者との合意も必要とされるため、人数に関してはまだ決定していないようだ。

『BBC』は、仮に制度変更が決まった場合に最も影響を受けるのはチェルシーであるとの見解も報道。チェルシーはU-23チームも含め、実に40名もの選手を他クラブへレンタル移籍で放出している。また、ユヴェントスも今季25人の選手をレンタルで他クラブに放出中。レンタル移籍の上限が決まると両クラブの補強戦略に大きく影響が出ることが見込まれている。

 有望株の“過度な囲い込み”に基づいたレンタル移籍の多用には賛否両論があることは事実。仮に制度変更が行われた場合、各クラブの補強戦略や移籍市場に大きな影響が及ぶことが見込まれる。

 さらに、FIFAは来夏から代理人の規制を再導入する可能性を示唆。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は次のように代理人への規制導入理由を説明している。

「サッカー界から流出している莫大な金額を懸念している。規制は、フットボールの健全性を保護し、不正行為を回避する目的。また、ローリーグのクラブの支出が大きく増加することも懸念している」

 サッカー界では2015年以降、誰でも代理人になることが可能な状態。そのためか、近年は移籍金が高額化しており、多くのクラブやリーグが問題視している。ただし、代理人の手数料を制限する案は却下されたという。

By サッカーキング編集部

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