デンマーク代表のエリクセン [写真]=Getty Images
デンマークサッカー協会(DBU)と選手会の内紛が解決せず、DBU側は5日のスロバキア代表戦に向けてフットサル選手を招集するという前代未聞の事態が起こっているデンマークサッカーだが、エースのトッテナムMFクリスティアン・エリクセンは同国代表としてピッチに立つことを望んでいるようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が4日に報じている。
エリクセンは、「この問題は早く解決しないといけないね。古い契約で1カ月間更新すれば、僕らは試合に出場することができる。直近の2試合を終えてからでも今後の契約について議論することはできると思うんだ。もちろん契約を結んでいるクラブのホームタウンで家族と過ごすという選択肢もあるけどね」と現状についてコメント。
また、「僕らはお金のために代表でプレーしているわけじゃない。デンマークの代表チームを愛しているからだ。このユニフォームを着てプレーすることは誇らしいことなんだ」と代表でプレーすることの喜びを語った。
DBUと選手会は個人スポンサー等の利権関係を巡って対立し。未だに条件面で合意に達していないため、選手たちは代表チームでのプレーが困難な模様。また同国の1部、2部リーグのクラブが選手会側を擁護しており、所属選手の代表招集を拒否している。これによりDBUは3部、4部のクラブからしか代表メンバーを招集できなくなっており、4日に発表された代表メンバーにはフットサル選手が含まれていた。
スロバキア戦後の7日には、EURO(欧州選手権)の予選も兼ねたUEFAネーションズリーグ開幕戦のウェールズ代表戦を控えるデンマークだが、事態は深刻になっている。
By サッカーキング編集部
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