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FIFA、アフリカサッカー連盟副会長を追放…守秘義務違反と賄賂に関与

2018.08.11

判決を下したFIFA [写真]=Getty Images

 国際サッカー連盟(FIFA)がアフリカサッカー連盟(CAF)副会長カルシャ・ブワルヤ氏とアジアサッカー連盟の元会長のカタール人モハメド・ビン・ハマム氏との関係を調査した結果、FIFAはブワルヤ氏の追放を決定した。

 ザンビアの国民的英雄にして史上最高のサッカー選手で、FIFA常任委員会メンバー、CAF副会長、ザンビアサッカー協会会長を兼務しているブワルヤ氏。FIFAの倫理委員会は、そのブワルヤ氏に「サッカー関連のすべての行為(行政、スポーツ、その他)から2年間、国内外の両方のレベルで関与することを禁止する」との声明を発表した。

追放が決まったブワルヤ氏 [写真]=Getty Images

 FIFAは声明の中で54歳のブワルヤ氏を調査していたことを明らかにした。

「FIFAはブワルヤ氏がビン・ハマム氏から受け取った金銭を調査していた。スポーツ仲裁裁判所は、FIFA倫理綱領の第16条(守秘義務)と20条(贈答その他の贈与の受け入れおよび受領)に違反したとの判決を下している。FIFAはブワルヤ氏に罰金1120万円も科した」

 ブワルヤ氏は1988年にアフリカ年間最優秀選手に選出され、その後ザンビア代表チームの監督やザンビアのサッカー協会会長に就任。さらにはアフリカサッカー連盟副会長なども兼務していた。

 なお、関与していたとされるビン・ハマム氏は2011年にはFIFA会長選に立候補し、前会長のジョセフ・ゼップ・ブラッター氏を会長の座から追いやるため、票の買収を行ったとされ、すでにFIFAから追いやられている。

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