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過去にはあのスター選手も!?…本田圭佑が参戦するAリーグでプレーした選手たち

2018.08.07

本田圭佑が参戦するAリーグではスター選手たちがプレーしてきた [写真]=Getty Images

 オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ビクトリーは6日、元日本代表MF本田圭佑の加入が決まったと発表。契約期間は2018-19シーズンとされ、「クラブ史上最大の契約」とも公式HPに記されている。

 本田が新たな舞台に選んだAリーグとは、オーストラリアのプロサッカーリーグにおけるトップカテゴリーで、オーストラリア各地の9クラブとニュージーランドの1クラブを加えた全10クラブで構成されている。リーグ創立は2004年と新しいが、過去には多くの日本人選手も参戦してきた。そこで、過去にAリーグに参戦した10人の日本人選手と、6人の外国人選手を紹介する。

写真=Jリーグ、ゲッティイメージズ

様々な経歴の日本人選手がAリーグに挑戦した

三浦知良(現・横浜FC 2005年11月~同年12月、シドニーFC所属)

1986年にブラジルで日本人初のプロ選手に。1993年のJリーグ発足から日本サッカー界の顔として活躍すると、イタリア、クロアチアでもプレー。2005年、海外4カ国目として発足したばかりのAリーグを選択。シドニーFCに期限付き移籍で加入した。リーグ戦には4試合に出場し、2得点を記録。同年にはクラブワールドカップにも出場すると、2試合にフル出場し、1勝1敗の5位で大会を終えた。

小野伸二(現・北海道コンサドーレ札幌 2012年9月~2014年5月、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC所属)

2012年、清水エスパルスからウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCに移籍。チームはリーグ参入初年度だったが、26試合で8ゴールを記録する活躍でレギュラーシーズン優勝に貢献した。シドニーFCとの“シドニーダービー”でゴールを挙げた他、持ち前のテクニックを駆使した華麗なプレーで、サポーターから大きな支持を集めた。

■髙萩洋次郎(現・FC東京 2015年1月~同年5月、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC所属)

サンフレッチェ広島でJリーグ連覇に貢献した後、2014年からウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCでプレー。同クラブの一員としてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場すると、鹿島アントラーズを相手に決勝点を含む1得点1アシストの活躍でマン・オブ・ザ・マッチに選出された。その後、韓国で2年間プレーし、2017年からFC東京に在籍している。

■田中裕介(現・セレッソ大阪 2015年1月~同年6月、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC所属)

2005年に横浜F・マリノスでプロデビュー。2011年から川崎フロンターレでプレーすると、契約満了に伴い2015年1月、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCに移籍した。リーグ戦には10試合出場。同年6月にチームを退団し、現在までセレッソ大阪でプレーしている。

■楠神順平(現・モンテディオ山形 2016年7月~2017年12月、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC所属)

2010年に川崎フロンターレの特別指定選手からプロ契約。その後、セレッソ大阪、サガン鳥栖でプレーし、2016年7月にウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCに移籍した。2017年末まで同クラブに在籍し、2018年1月に清水エスパルスへ移籍。8月には期限付き移籍でモンテディオ山形に加入した。

■森安洋文(2014年現役引退 2010年7月~2012年8月、シドニーFC所属)

高校卒業後は北信越1部リーグやJFLでプレー。2010年に海外挑戦を決意し渡豪。シドニーFCのトライアルに挑戦するとスタッフの評価を勝ち取り、同クラブでプロキャリアをスタートした。2011年にはACLにも出場し、国立競技場のピッチに立った。2012年からはFC岐阜に移籍。2014年シーズンを最後に現役を引退した。現在は現役時代の経験を活かし、サッカーと英語を結びつける場を提供している。

■高橋祐治(現・サガン鳥栖 2012年9月~2013年1月、ブリスベン・ロアーFC所属)

京都サンガの下部組織でプレーし、2012年にトップチームデビューに昇格した。同年9月にブリスベン・ロアーFCに期限付きで移籍すると、5カ月間在籍しリーグ戦4試合に出場した。京都に復帰後、カマタマーレ讃岐へのレンタル移籍を経て、現在はサガン鳥栖でプレーしている。

■永井龍(現・松本山雅 2012年9月~2014年1月 パース・グローリーFC所属)

中学生時代からセレッソ大阪の下部組織でプレー。2010年にトップチームに昇格した。同クラブで3シーズンプレーした後、2012年にAリーグのパース・グローリーFCに期限付き移籍。約1年4カ月間在籍し、リーグ戦計4ゴールを記録した。2014年からJリーグに復帰し、現在は松本山雅でプレーしている。

■石田博行(2013年現役引退 2005年~2006年、パース・グローリーFC所属)

16歳で単身ブラジルへ渡り、19歳で清水エスパルスに入団。その後、シンガポールでのプレーを経て2001年に渡豪。州リーグで4年間プレーした後、2005年からAリーグのパース・グローリーFCでプレーした。2006年に帰国すると、ヴァンフォーレ甲府、サガン鳥栖でプレー。2009年からは藤枝MYFCで4シーズンプレーし、2013年に現役を引退。以降はサッカー指導者としての道へ進み、コーチと子どもたちを指導している。

■海本幸治郎(2009年現役引退 2009年8月~同年10月、ノースクイーンズランド・フューリーFC所属)

1996年にガンバ大阪に入団。2001年からKリーグの城南一和に所属した後、名古屋グランパスに加入しJリーグに復帰。その後、アルビレックス新潟、東京ヴェルディに所属し、2009年にオーストラリア州リーグのボニーリグ・ホワイト・イーグルスに移籍した。同年8月には2008年に発足したばかりのノースクイーンズランド・フューリーFC(現・ノーザン・フューリーFC 現在はAリーグから脱退)でAリーグデビューを果たす。2009年10月に引退を発表した。

過去には欧州・南米のスーパースターもAリーグに!

■アレッサンドロ・デル・ピエロ(2014年現役引退 2012年~2014年シドニーFC所属)

ユヴェントスのバンティエラとして歴史を作ったファンタジスタは、2012年にシドニーFCに移籍。Aリーグ史上最高の年俸でチームに加入し、2シーズンプレーした。リーグ戦は48試合に出場し、計24ゴールをマークした。

■エミール・ヘスキー(2016年現役引退 2012年~2014年、ニューカッスル・ジェッツ所属)

プロデビュー以降、イングランド一筋だったヘスキーもオーストラリアでのプレー経験がある。2010年南アフリカW杯に出場した翌シーズンに、ニューカッスル・ジェッツに移籍。2シーズンプレーした。

■ルイス・ガルシア(2014年引退後2016年現役復帰、同年引退 2016年、セントラルコースト・マリナーズ所属)

2014年に一度は現役を引退するも、37歳の2016年に現役復帰を発表。Aリーグのセントラルコースト・マリナーズに入団した。1年のブランクがある中、華麗なゴールを決めるなど、持ち前のテクニックを随所に見せた。

■ロビー・ファウラー(2012年現役引退 2010年~2011年、パース・グローリー)

2008年12月にブラックバーンを退団し、2009年2月、Aリーグに加入するノースクイーンズランド・フューリーFC(現・ノーザン・フューリーFC 現在はAリーグから脱退)と契約した。同クラブが財政難になったため、翌年、同じくAリーグのパース・グローリーに移籍した。

■ドワイト・ヨーク(2009年現役引退 2005年~2006年、シドニーFC所属)

2005年のAリーグの発足と同時にシドニーFCに移籍した。同クラブで1シーズンプレーした後、プレミアリーグのサンダーランドに移籍。3シーズン在籍し2009に引退した。

■ロマーリオ(2009年現役引退 2006年、アデレード・ユナイテッド所属)

欧州主要リーグの得点をはじめ、ワールドカップ優勝など輝かしい成績を収めたロマーリオ。40歳となった2006年にAリーグのアデレード・ユナイテッドFCに、リーグ戦4試合限定の“ゲストプレーヤー”としてレンタル移籍した。契約通り4試合に出場し、1得点を挙げた。

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