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ヘント、久保裕也の決勝弾で王者ブルッヘ撃破…来季EL予選3回戦の出場権を獲得

2018.05.21

ヘントに所属する久保裕也(写真は5月10日のヘンク戦)[写真]=Isosport/Getty Images

 ジュピラー・プロ・リーグ・プレーオフ1第10節が20日に行われ、FW久保裕也が所属するヘントはアウェイでクラブ・ブルッヘと対戦した。

 3試合連続の先発出場で3トップの中央に入った久保は14分、ペナルティエリア中央で右サイドからの折り返しに右足で合わせるが、これは相手GKの好セーブに阻まれる。さらに20分には左サイドでのFKでキッカーを務め、右足で直接狙うが、シュートはわずかに枠の右に外れた。

 それでも久保は28分、DFサミュエル・ギコのロングパスに反応してエリア内右に抜け出すと、絶妙なトラップでボールを収め、右足シュートを流し込んで貴重な先制点。久保の2試合ぶり今シーズン11点目となるゴールでヘントが先制に成功した。

 前節すでに2年ぶりの優勝を決めているブルッヘは後半の立ち上がりから猛攻を仕掛けるが、相手の粘りの守備にも阻まれてゴールが遠い。59分には右CKでベノワ・プレンがダイビングヘッドで合わせるが、シュートはわずかに枠の上に外れる。

 一方のヘントは76分、久保がモーゼズ・サイモンのパスでエリア内中央に抜け出し、GKとの1対1で右足シュート。追加点の絶好のチャンスだったが、GKにブロックされてゴールには結びつかなかった。それでも、ヘントはリードを守り切って、王者ブルッヘに1-0で勝利。今シーズン最終戦を白星で飾った。

 この結果、ヘントはレギュラーシーズン上位6チームで行われるプレーオフ1を4位で終了。通常だと4位は、ヨーロッパリーグ(EL)予選2回戦からの出場権をかけて、プレーオフ2の勝者と対戦することになる。しかし、カップ戦を制してEL本戦出場権を得ていたスタンダール・リエージュがプレーオフ1を2位で終えたため、ヘントは繰り上がりでEL予選3回戦からの出場権を獲得した。

 なお、久保はクラブの日程を考慮され、30日に行われるキリンチャレンジカップ2018・ガーナ戦の日本代表メンバー27名から外れた。だが、この日の結果で27日に行われる予定だったプレーオフ2勝者との試合がなくなり、西野朗監督もメンバー発表時に「戦力として考えている」と追加招集を示唆していたため、これから代表に合流する可能性もありそうだ。

【スコア】
クラブ・ブルッヘ 0-1 ヘント

【得点者】
0-1 28分 久保裕也ヘント

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