中国のファンから熱烈な歓迎を受けたベイル(中央) [写真]=VCG via Getty Images
ウェールズ代表のライアン・ギグス監督が、レアル・マドリードに所属する同国代表FWギャレス・ベイルの人気について言及。かつて自身がマンチェスター・Uでともにプレーした元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏を彷彿させると話した。22日付のイギリス紙『デイリー・スター』が報じている。
クリス・コールマン前監督の辞任に伴い、今年1月にギグス新監督が就任したウェールズ代表。初陣となる親善試合に向けて、代表メンバーは中国に到着した。なかでもレアル・マドリードでプレーするベイルは現地ファンから熱烈な歓迎を受けた。
中国の現地ファンが見せたベイルへの反応について、ギグス監督は「マンチェスター・Uにいた時のベックス(ベッカム氏)と同じだね。彼は僕から脚光を奪っていたものだよ。それにギャレスはレアルの選手としても、極東地域に何回も来ているだろうしね」と絶大な人気を誇ったベッカム氏とベイルの姿を重ね合わせ、「ビッグクラブの選手たちは、こういった反応には慣れているよ。特にこの辺りの地域では、サッカー選手はまるで神様かのように扱われるからね」と、アジア地域でのサッカー人気にも言及した。
ウェールズ代表は今回、親善試合トーナメントの参加費として100万ポンド(約1億5000万円)を受け取ることになっている。だが、ベイルが出場しなかった場合には10万ポンド(約1500万円)が支払われないという内容の契約になっている。商業面でのプレッシャーについてギグス監督は、「当然、しがらみはある。ただ、今はシーズンの大事な時期で、無駄なリスクは背負いたくない。我々は全ての選手を注意深くケアしている」と選手の健康面にも十分な配慮を行っていると強調した。
(記事/Footmedia)
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