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豊川雄太が途中出場でハットトリック+1アシスト!チームを奇跡の残留に導く

2018.03.12

チームを残留へ導く原動力となった豊川雄太(写真はファジアーノ岡山所属時のもの) [写真]=JL/Getty Images for DAZN

 ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第30節(最終節)が11日に行われ、FW豊川雄太の所属するオイペンはホームでロイヤル・ムスクロンと対戦した。

 最下位の16位のみが自動降格となるベルギーリーグにあって、前節終了時点で最下位オイペンと15位のメヘレンは同勝ち点で並んでおり、勝ち点が同じ場合に優先される当該チーム同士の対戦成績も1勝1敗。両者を分けていたのは得失点差「1」のみだった。

 残留のために勝利が欲しいオイペンだったが、試合は0-0のまま膠着状態が続いていく。一方のメヘレンは同時に行われた試合で57分までに2点のリードを奪っており、オイペンは最低でも3点のリードを奪う必要が生じていた。

 極めて厳しい状況下で57分にピッチへと送り出された豊川は、自らのプレーによって苦境にあったチームを鼓舞していく。73分に左サイドで得たセットプレーからルイス・ガルシアがクロスを上げると、豊川が頭で合わせてゴールに流し込む。ベルギーでの自身初得点を挙げると同時に、チームに待望の先制点をもたらした。

 直後の76分には、右サイドから上がったクロスを豊川が足元に収めてから、グラウンダーでガルシアにパスを戻して見事なミドルシュートでの得点を呼び込む。アシストを記録し、チームの2点目を演出してみせた。

 豊川の勢いはこれだけに留まらず、80分には右サイドのCKからガルシアが上げたクロスに、フリーになった豊川が合わせて力強いヘディングを叩き込み、この試合2得点目を挙げてチームのリードを3点に広げる。

 いよいよ順位を逆転させられる状況となったチームの残留を決定づけたのは、この試合で誰よりも輝いていた男だった。89分、豊川はシュートのこぼれ球を収めようとしたディフェンダーのタッチが大きくなったところを見逃さず、ボールを奪ってゴールへと押し込む。途中出場でハットトリックという快挙を成し遂げ、チームにとってこの上なく大きな4点目をもたらした。

 試合はそのまま4-0で終了。全4得点に絡む豊川の奮闘で崖っぷちから蘇ったオイペンは、順位を15位に上げて奇跡的な残留を成し遂げた。豊川は57分からの出場で3ゴール1アシストという神がかり的な活躍を見せ、チームの逆転残留に大きく貢献している。

【スコア】
オイペン 4-0 ロイヤル・ムスクロン

【得点者】
1-0 73分 豊川雄太オイペン
2-0 76分 ルイス・ガルシア(オイペン
3-0 80分 豊川雄太オイペン
4-0 89分 豊川雄太オイペン

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