トルコメディアが長友佑都を絶賛している [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
ガラタサライの日本代表DF長友佑都に、現地メディアも称賛を送っている。17日付のトルコメディア『LIGA Blatt』が特集を組み、長友について伝えた。
長友は、今冬の移籍期間最終日にインテルからガラタサライへレンタル移籍。すでに公式戦3試合連続で先発出場を果たしている。この活躍を受け、同メディアは、「ユウト・ナガトモ:テリムの新たな信頼できる男」と題し、早くもファティ・テリム監督から信頼を勝ち得た長友にフォーカス。冒頭で、まずその適応能力を称えている。
「最終盤での移籍はたいてい期待できないものだ。実際のところ、これまで移籍市場の最後で成立し、チームを勢いづけた移籍はほとんどなかった。しかし、ユウト・ナガトモの場合は違う。ガラタサライの新たな左サイドバックは、たったの2週間で不可欠な存在となった」
そして、同メディアは信頼獲得の要因を「小さなトレーニングでも全てをこなすメンタリティとインテンシティによるもの」と分析。さらに「ナガトモは真のプロフェッショナルだ。インテルに7年間所属した後、他の“競技場”を求めていた」と続け、その姿勢に賛辞を送った。そして、「我々をがっかりさせるのは、今年の夏にこの日本人がイタリアへ戻ってしまうことだけだ」と述べ、レンタル終了後も長友がガラタサライに留まることを熱望している。
また、移籍直後に妻・平愛梨さんとの間に子供が生まれたことにも言及。公私ともに好調な長友へ、期待を寄せている。
「運動面でも好調なのに、この日本人にはプライベートでもグッドニュースがあった。彼は子供が生まれたばかりで、イスタンブールとミランをできる限りの頻度で“通勤”しているのだ」
「誰も、ナガトモの父親としての喜びがパフォーマンスに影響するとは考えていない。移動のストレスがあるにもかかわらずこの左サイドバックは絶対的なリーダーシップを発揮しており、テリム監督は決してうんざりすることはない。こういった選手が、2015年以来となるリーグ優勝を現実のものにしてくれるだろう」
早くも周囲のハートをがっちりとつかんだ長友。今後の活躍に、ますます期待が掛かる。