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アンチェロッティ氏がクロアチアへ? ”愛弟子”モドリッチと再タッグか

2017.10.20

アンチェロッティ監督(左)とモドリッチ(右)の“再タッグ”は実現するだろうか [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチが、カルロ・アンチェロッティ氏の下で再びプレーする可能性が浮上しているようだ。

 先日、バイエルンの指揮官を電撃解任されたアンチェロッティ氏だが、欧州で指折りの実績を誇る指導者であることから、引く手あまたの状況だという。事実、母国イタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙は、クロアチア代表が新監督として同氏を招へいする計画を立てていると報じている。

 クロアチア代表は今月7日、2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選でグループ首位から転落したことを受け、アンテ・チャチッチ監督を電撃解任。後を受けたズラトコ・ダリッチ監督の下、9日の最終節でウクライナ代表を2-0で破り、何とかグループ2位を死守した。来月9日と12日に行われるプレーオフでは、本大会出場を懸けてギリシャ代表と対戦する。

 現在の指揮官であるダリッチ監督は、プレーオフの2試合までの任であると見られている。来年夏の本大会には新たな指揮官とともに臨む意向で、フリーの身となったアンチェロッティ氏に白羽の矢を立てた模様だ。

 アンチェロッティ氏が有力候補として挙がっている背景には、クロアチア代表のキャプテンを務める中盤の要・モドリッチとの強い信頼関係があるという。実際、両者はレアル・マドリードで2013年夏から2シーズンに渡ってともに戦っており、アンチェロッティ氏が愛弟子に「世界屈指の選手」と賛辞を贈れば、モドリッチも恩師に「これまで指導を受けた中でも随一の監督」と返している。

 ただ、ミランやチェルシー、レアル・マドリード、バイエルンと各国のビッグクラブを率いて幾多ものタイトルを獲得してきたアンチェロッティ氏も、まだ代表チームを率いた経験はない。クロアチア代表監督就任への道のりは長いかもしれないが、実現した暁には、モドリッチが心強い存在となることは間違いないだろう。

文=北村敦

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