FOLLOW US

エジプトの英雄サラー、別荘贈呈の申し出を辞退…故郷への寄付に

2017.10.20

コンゴ戦で同点ゴールを決めて自国をW杯へと導く [写真]=Getty Images

 リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーが、同国をW杯出場に導いた功績を称えられ高級別荘の贈呈をオファーされたものの、この申し出を断っていたことが明らかとなった。19日付のイギリス紙『リヴァプール・エコー』が報じている。

 エジプト代表は8日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア アフリカ最終予選第5節で、コンゴ共和国代表と対戦。1-1で迎えた後半アディショナルタイム5分に、サラーが決勝点となるPKを決めて、1990年のイタリア大会以来、28年ぶりとなるW杯出場を決めた。

 エジプトのスポーツウェブサイト『yallakora.com』によると、同国をW杯出場に導いたサラーの活躍に感銘を受けたとして、エジプトの強豪クラブであるアル・ザマレクの元会長で実業家のマムドゥ・アッバス氏が同選手に高級別荘の贈呈を申し入れたという。しかし、サラーはこの申し出を丁重に断ったうえで、首都カイロから約150kmの距離にある故郷ガルビーヤ県のナグリグ村に寄付を行ってほしいと、アッバス氏にお願いしたそうだ。

 なお、W杯出場決定後、ガリビーヤ県知事はサラーの出身高校を「モハメド・サラー工業高校」に改称することを発表。ナグリグ村にあるサッカー選手育成施設も、同選手の功績を称えて改称されることが決まっている。

 劇的な決勝ゴールによって、一躍国民的ヒーローとなったサラー。今年の夏に加入したリヴァプールでも早速サポーターのハートを掴んでいるが、本人はいたって自然体であるようだ。

(記事/Footmedia)

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

RANKING今、読まれている記事

  • Daily

  • Weekly

  • Monthly

SOCCERKING VIDEO