パチューカは一時逆転もドローでの決着に [写真]=Getty Images
延期されていたリーガMX第10節が18日に行われ、本田圭佑が所属するパチューカがトルーカと対戦した。
本田は前節・モンテレイ戦に引き続き先発出場を果たし、1トップに入った。本田はポストプレーからチャンスを作るなど最前線で存在感を放つ。
試合を動かしたのはアウェイのトルーカ。25分、素早い攻撃を仕掛けるトルーカに対し、パチューカは守備が甘くなりペナルティエリア内に進入を許す。寄せきれずフリーでシュートを打たれ、これはGKが弾いたもののこぼれ球をフェルナンド・ウリベに押し込まれて先制を許した。
しかし後半、本田の活躍で試合を振り出しに戻す。49分、ポジションを下げた本田はゴール前やや右でボールを受けると、少し窮屈な姿勢ではあったが得意の左足で強烈な無回転シュートを放つ。これがGKのファンブルを誘い、こぼれたところをホセ・ホアキン・マルティネスが押し込んで同点弾をあげた。勢いに乗るパチューカは58分、スルーパスに抜け出してGKと1対1になったビクトル・グズマンが冷静にゴール左に流し込み、ついに試合をひっくり返した。
だがリードは長く続かない。75分、左サイドからのロングパス1本で抜け出したロドリゴ・サリナスが胸トラップからそのまま右足で流し込んでゴール。試合をタイに戻した。
退場者を出したトルーカ相手に猛攻を仕掛けたパチューカだったが、結局試合はこのまま終了のホイッスル。パチューカは一時逆転したものの悔しいドローに終わった。なお本田はフル出場している。
次節、パチューカは21日にホームでプエブラと対戦する。
【スコア】
パチューカ 2-2 トルーカ
【得点者】
0-1 25分 フェルナンド・ウリベ(トルーカ)
1-1 49分 ホセ・ホアキン・マルティネス(パチューカ)
2-1 58分 ビクトル・グズマン(パチューカ)
2-2 75分 ロドリゴ・サリナス(トルーカ)