ICCアメリカ・ラウンドでは、誰もが心躍らされる魅惑のカードが多数組まれている。中でも最大の注目は2つの超ド級ダービーマッチ。マンチェスター・ダービーとエル・クラシコを自国で見ることができるアメリカのサッカーファンは、いったいどれほど幸せなのだろう!
参加チームがたった3つ、試合数も3試合しかないシンガポール・ラウンドも、チェルシー、バイエルン、インテルの総当たり戦を見られるのだから羨ましい限りである。では残りの1ヶ国は?
中国には6チームが集まった。アーセナルvsバイエルンなど注目のカードが用意された中で、主催者側が間違いなくメインディッシュに据えるつもりだったのが、中国ラウンドの最終日に予定されていたミラノダービーだったはずだ。
ところが目論見は外れてしまった。復活を遂げるミランにヨーロッパリーグ予備選の日程が入ってしまい、中国でのミラノダービーは幻に。取り残されたインテルに主催者側が用意した相手は、今季ミランと同様にヨーロッパリーグに出場するフランスのリヨンだった。