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【ICCプレビュー】双方歩む復権への道 足りないものはなに?

2017.08.01

 世界中には、溢れんばかりの「やる気」「元気」とともに、フットボールに情熱を捧げる人たちがいる。例えば日本国内にも、革新的なフィジカル重視のメソッドでもって天皇杯を沸かせた「いわきFC」がある。綿密な将来へのビジョン、そして確かな結果の積み重ねが、クラブの未来を約束するのだ。

 では今、世界で最も精力的に活動をしているクラブはどこだろうか。その最右翼候補となるのが伝統のロッソネロであろう。先述のいわきFCも日本国内で驚異的な成果を上げてきているとはいえ、やはり動かしている金額が桁違いだ。現状のサッカー界に限って言うならば、「やる気」「元気」に続くのは「いわき」よりも「ミラン」の方なのである。

 この夏に敢行中の大補強の凄まじさはどの面から見ても一目瞭然だ。3800万ユーロでFWアンドレ・シウヴァ、4200万ユーロでレオナルド・ボヌッチを獲得するなど、既に2億ユーロ近くも投じている。それだけでなく、いろいろあったとはいえGKジャンルイージ・ドンナルンマとの契約更新にも成功した。

 大金が動くとなれば、より求められるのは結果である。もちろんそれはチームとしても、選手としても、監督としても…。だから、赤と黒の新時代の幕開けとなるミランのプレシーズンからは目が離せない。

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