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【ICCプレビュー】新生バルサに再び立ちはだかる“天敵”モウリーニョ

2017.07.26

 バルセロナvs.マンチェスター・U。間違いなく、「お金を取れるカード」だ。世界有数のフットボールクラブとして名高い両雄が対峙した直近2回の公式戦は、いずれもチャンピオンズリーグ(CL)決勝だった。

 2009年と2011年のCLファイナル。いずれの試合でも、両チームを率いていたのは、ペップ・グアルディオラとサー・アレックス・ファーガソンだった。そして両試合とも、当時「世界最強」と謳われた“ペップ・バルサ”がユナイテッドを圧倒。この2つの完敗が27年にわたって続いてきたファーガソン政権の終焉に少なからず影響を与えたという見方は、今も根強い。

 あれから6年の歳月が流れた。今、両チームの“最高責任者”としてベンチに座っているのは、バルセロナが就任1年目のエルネスト・バルベルデ、ユナイテッドが就任2年目のジョゼ・モウリーニョである。

 世代交代の難しさを痛感したのは、もちろんマンチェスター・Uの方だろう。偉大すぎたファーギーの幻影が後継者たちの監督生活を苦しめ続け、デイヴィッド・モイーズやルイ・ファン・ハールはいずれもキャリアに暗い影を落とすこととなった。そんな暗黒時代を経たユナイテッドにやってきたのが、“スペシャル・ワン”だった。

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