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2022年カタールW杯の裏に汚職事件…10歳の娘に2億円が支払われた?

2017.06.27

カタールW杯の開催に暗雲が立ち込める [写真]=Getty Images

 2022 FIFAワールドカップ カタールの開催地決定についてとある疑惑が浮上した。イギリスメディア『BBC』が27日付で報じている。

 同メディアによると、ドイツ紙『ビルト』が、“ガルシア・レポート”の中に、FIFA(国際サッカー連盟)関係者の10歳の娘に160万ポンド(約2億円)もの大金が不正に支払われている記載があると主張した。

 “ガルシア・レポート”は2018年ロシアW杯と2022年カタールW杯の招致において、国際サッカー連盟(FIFA)が不正に候補地を選定した疑惑を追求した報告書。2つのW杯開催地は2010年に決定したが、この決定の際に莫大な金額の取引があったとされている。400ページ以上あるといわれているこのレポートは、未だに42ページ分の要約しか発表されておらず、全文の公開をFIFAが要求されているところ。この調査を依頼されたマイケル・ガルシア氏は2014年に任期満了につき調査チームを辞任している。

 今回『ビルト』紙がレポート中の一部分をリークした形だ。同メディアによると、27日からレポートの全容が順次発表される。

 今回発表されたものの中にはほかにも「3名のFIFA取締役員メンバーが2018年、2022年の開催地決定の前にカタール連盟が所有するプライベートジェット機でリオへ向かった」ことや「アスリートを育成するカタールの『アスパイヤーアカデミー』が投票権を持つFIFAのメンバー選定に確実に関与していた」といったことが記載されているという。

 同レポートを入手したピーター・ロスバーグ氏は「これだけでは2018年と2022年の開催地決定が不正に行われたことは証明することができない。しかし、パズルのように全てのパーツが揃った時に真実が見えてくるはずだ」と『フェイスブック』でコメントした。
 

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