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FIFA汚職事件、グアム協会会長が収賄を認める…暫定的な活動禁止処分

2017.04.29

収賄を認めたリチャード・ライ氏(右)[写真]=Getty Images

 グアムサッカー協会のリチャード・ライ会長が27日、2015年に発覚したFIFA(国際サッカー連盟)の汚職事件に関係する収賄を認めた。アメリカ紙『ニューヨーク・タイムズ』やイギリスメディア『BBC』などが報じた。

 ライ氏はアメリカ・ニューヨークの連邦裁判所にて、2009年から2014年にかけて95万ドル(約1億円)にのぼる賄賂を受け取ったことを認めた。同時に110万ドル(約1億2000万円)の罰金を支払うことで合意している。

 2011年のFIFA会長選では、元AFC(アジアサッカー連盟)会長のモハメド・ビン・ハマム氏から投票の見返りに10万ドル(約1115万円)を受け取っていたという。なお、ハマム氏はワールドカップ招致のための買収疑惑や、同会長選での賄賂疑惑などで、FIFAから2012年に永久活動停止処分が下されていた。

 現在55歳のライ氏は、2001年からグアムサッカー協会の会長を務めており、FIFAの監査・コンプライアンス委員会のメンバーで、AFCでは倫理委員会も務めていた。

 FIFAは28日、公式サイトを通じて、ライ氏に対する90日間の暫定的な資格停止処分を発表。AFCも同日、暫定的にサッカーに関する活動禁止処分を科したと発表している。

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