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亡き友の背番号「5」で出場へ…アイルランド代表MFが元同僚の死を追悼

2017.03.22

アイルランド代表MFマクレーン(左)が、亡くなったマクブライド(右)の背番号「5」をつけてプレーする [写真]=Getty Images, SPORTSFILE via Getty Images

 24日、アイルランド代表は2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選でウェールズ代表と対戦する。本拠地での一戦で、ウェスト・ブロムウィッチに所属するアイルランド代表MFジェームズ・マクレーンは19日に急死したデリー・シティ(アイルランド)の主将ライアン・マクブライドに追悼の意を表すために、同選手が着用していた背番号「5」をつけてプレーするようだ。21日付のアイルランド紙『アイリッシュ・ミラー』が報じている。

 27歳のマクブライドは19日に行われたドロヘダ・ユナイテッド戦でチームを4-0の勝利に導いた後、自宅の寝室で亡くなっているところを発見された。死因はまだ明らかになっていないが、マイケル・ヒギンズ大統領がコメントを発表するなど、国全体に悲しみが広がっている。

 マクレーンはプロデビュー前からマクブライドと共にプレーしていた間柄で、今回の悲報を受けた後、マーティン・オニール監督の許可を貰って代表チームを離脱。23日に行われる葬儀に参列し、試合当日に再合流を果たすという。

 ウェールズ戦でマクレーンは、普段から代表でつけている背番号「11」ではなく、マクブライドがデリー・シティで着用していた背番号「5」をつけてプレーするそうだ。これまで背番号5をつけてきたDFリチャード・キーオ(ダービー)も、この申し出を快く受け入れたという。

「彼はデリー・シティのユニフォームを着れば全てを投げ打つことのできる文字通りの戦士であった。それだけ、デリーは彼にとってそれだけ大きな存在だった。ただ、それ以上に大事なのは、彼がピッチ外でも素晴らしい紳士だったことだ」と、自身のインスタグラムで悲しみをつづったマクレーン。亡き友の思いを胸に重要な一戦へ臨むことになる。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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