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メキシコ代表FW、中国移籍を拒否…「お金よりも選手としての栄光を望む」

2017.01.18

中国クラブへの移籍を拒否する意向を示したベンフィカFWヒメネス [写真]=Getty Images

 ベンフィカに所属するメキシコ代表FWラウール・ヒメネスが、メキシコのテレビ番組『ジュガンド・クラーロ』のインタビューに応じ、中国のクラブからオファーが届いたことを認めながらも、移籍の可能性を否定した。17日付のポルトガル紙『ア・ボーラ』が伝えている。

 現在25歳のヒメネスは、2012年のロンドン・オリンピック優勝メンバーの1人。今シーズンはリーグ戦10試合に出場して5ゴールを記録している。同選手に関しては、ベンフィカの会長を務めるルイス・フェリペ・ヴィエイラ氏と代理人のジョルジュ・メンデス氏が中国を訪問し、移籍に向けて売り込みをかけていたと12日付の同紙が報じている。さらに、中国スーパーリーグの天津権健がオファーを提示したという情報もあり、去就が注目されていた。

 移籍報道の渦中にあるヒメネスは情報の真偽について問われ、「ベンフィカにとっても、僕にとっても、金銭面で魅力的なオファーが届いた」と語り、中国クラブからオファーを受けた事実を認めた。しかしながら、「僕が望んでいるものはお金よりもフットボーラーとしての栄光だ。ベンフィカに残ることを決めたよ」とコメント。中国への移籍を拒否し、ベンフィカでのプレーを続ける意向を示した。

 また同選手は「ベンフィカでのプレーに満足しているし、ヨーロッパの舞台でさらに選手として成長できると思っている。僕は自分の将来性を信じているからね」とコメント。ベンフィカは中国クラブの“爆買い”を逆手に利用しようと、同選手の売却に動いていたが、思惑どおりにはいかなかったようだ。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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