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シンガポール代表2人が松本山雅に練習参加 同国初のJリーガー誕生に期待

2017.01.15

松本山雅の練習に参加するゲイラン・インターナショナルのMFシャワル・アヌアル

 シンガポール代表FWシャワル・アヌアルとMFガブリエル・クアックの2人が、J2松本山雅の練習に参加することが決まったとシンガポールの英字紙「ニューペーパー」が伝えた。練習参加はトライアルを兼ねているとも報じられており、松本への入団が実現すればシンガポール人初のJリーガーが誕生すると期待されている。

 両選手はいずれもSリーグのゲイラン・インターナショナルFC所属。現在25歳のシャワルは168㎝と小柄だが、快足を生かしてゴールに迫るプレーで注目を集め、昨年10月に行われた香港との親善試合で国際Aマッチデビューを飾っている。26歳のクアックはドリブルを得意とする左利きのウイングタイプ。マレー系が大半を占める現在のシンガポール代表では珍しい中華系の出身で、昨年末のスズキカップにも出場している。
 
ゲイランのベン・テン会長によれば、昨年シンガポールを訪れて2人のプレーを見た松本の加藤善之GMが「Jリーグでプレーできるポテンシャルを持っている」と高く評価してトライアルへの参加を打診したという。

 両選手は松本が静岡県で実施するキャンプに1月31日から2月6日まで1週間にわたって参加する。ゲイランからは両選手のほかにトップチームのヘッドコーチも帯同して、松本の練習を視察する予定になっている。松本には2015年12月に、同年のワールドカップ・アジア予選で日本代表を完封して脚光を浴びたシンガポール代表GKイズワン・マーブドがトライアルを兼ねて練習参加したが契約には至っていない。

 今回の練習参加は、松本とゲイランが昨年11月に締結した業務提携契約に基づいたもので、ゲイランは松本からアンダー世代の指導者を迎え入れるほか、レンタル移籍での松本から選手を獲得することも希望しているという。両クラブはいずれも精密機器メーカーのエプソンがメインスポンサーを務めており、昨年から両国間での交流活動を深めている。

 ゲイランのメインスポンサーを務めるエプソン・シンガポールのアルヴィン・タンGMは、「2つの偉大なクラブの間を取り持つことができたのは光栄なこと。今回松本に行く2人の選手には、サッカーの練習技術を身につけるだけでなく、松本の選手たちの生活態度や規律なども学んで、その経験をシンガポールの選手たちにもたらしてほしい。またシンガポールの文化を松本の選手たちにも紹介してくれれば」と期待を込める。

アジアサッカー研究所/安藤)

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By アジアサッカー研究所

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