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旅程変更で事故機に乗らなかったシャペコエンセGK、涙の引退表明

2016.12.01

コロンビア遠征に帯同しなかったシャペコエンセGKニヴァウド(写真は昨年10月) [写真]=Getty Images

 元Jリーガーも所属していたブラジル1部シャペコエンセの選手たちが巻き込まれた航空機事故はサッカー界に衝撃を与えている。

 ブラジルメディア『Globo』では、シャペコエンセGKニヴァウドが引退を表明したと伝えている。

 2006年からシャペコエンセでプレーしてきたニヴァウドは42歳。もともとはホームで行われるアトレチコ・ミネイロとの今シーズン最終戦(コパ・スダメリカーナ終了後に予定されていた)でクラブでの300試合出場を達成して引退する予定だったという。

 だが、コロンビアに向かう直前のパルメイラス戦で299試合目を達成するはずだったニヴァウドは同試合に出場せず、そしてコロンビア遠征にも帯同しなかった。

「私が遠征に行く予定だったが、結局は留まることになった。人生のすべてには理由がある。残ることになったのは、(サンパウロで行われる)パルメイラス戦でプレーするかもしれなかったからだ。そして、ここ(ホーム)でのアトレチコ・ミネイロ戦が引退試合になる予定だった。それで300試合になるはずだったんだ」

「でも、旅程が変更になって、シャペコには戻らずにサンパウロからメデジンに直行することになった。だからカイオ(ジュニオール監督)は私を連れて行かないだろうと言った。他の選手を使うオプションを空けておきたい、とね。そして、不運にも事故が起きてしまった」

 涙ながらにその経緯を語ったニヴァウドは、予定されていた自らの引退試合をキャンセルし、即刻引退することを決めたようだ。

(記事:Qoly)

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