監督として古巣サンパウロに復帰することとなったセニ氏 [写真]=Getty Images
レジェンドが監督になって帰ってくる。ブラジルの名門サンパウロは24日、元ブラジル代表GKロジェリオ・セニ氏を監督として招へいすることを発表した。契約期間は2年。
現役時代に25年間サンパウロのゴールを守り続けたセニ氏はフリーキックの名手としても知られ、GKながら132ゴールを挙げてギネス記録を樹立。2015年に現役を退いてからは、スペインのセビージャで監督になるための研修を受けるなど、現場復帰の準備を着々と進めていた。
サンパウロはこれまでリカルド・ゴメス監督がチームを指揮していたが、就任からの3カ月間における成績は6勝5分7敗。今シーズンのカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(1部)残留は決まっているが、11月21日時点の順位は優勝争いとは無縁の13位。同監督は成績不振を理由に、23日に解任された。
守護神として長年在籍した古巣に監督として戻ってくるセニ氏について、サンパウロの関係者は「すべての美徳を有する人物であり、プロ意識が高くリーダーシップもある。チームを強くするのに最適な監督だと判断した」とコメント。そしてエグゼクティブディレクターのマルコ・アウレリオ・クーニャ氏は、自身のtwitterで「勇気ある監督交代」とツイートして名門の復活をサポーターに誓った。
(記事提供/Cartao Amarelo)