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“ルクセンブルクのメッシ”がバイエルン移籍か…代表デビューの16歳

2016.04.19

バイエルンがルクセンブルクの新星を獲得へ [写真]=Bongarts/Getty Images

 リーグ・ドゥ(フランス2部)のメスに所属するルクセンブルク代表MFヴァンサン・ティルが、将来的にバイエルンへ移籍する見通しとなった。

 ティルは2000年2月4日生まれの16歳。3月の国際Aマッチウイークでルクセンブルク代表に招集され、25日の国際親善試合ボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦で途中出場を果たして代表デビューを果たした。『UEFA.com』によれば、同代表のルク・ホルツ監督は「現時点で、彼は他の若手選手とは違う次元にいると思うよ。彼のプレーを見るのは楽しいんだ。フィジカルが強くて、当たり負けすることはほとんどない。ファウルでしか止められないんだ」と、高い評価を与えている。

 16歳で代表デビューを果たした新星には複数のビッグクラブが関心を持っていると報じられているが、今回の報道によると、ティルのバイエルン移籍はすでに基本合意に達している。13日にチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグでベンフィカと対戦した際、バイエルンの幹部がティルの代理人であるミハエル・ベッカー氏と会談の場を持ち、契約の詳細について話し合いを行ったようだ。

 バイエルンはティル側に3年契約を提示。最初はユースチームに所属し、同選手が18歳になった時点でトップチームに昇格するという内容と見られている。なお、今回の移籍合意は「将来的な」もので、実際にバイエルンへプレーの場を移す時期については決まっていない模様だ。ティルとメスは2020年まで契約を残しているが、まだトップチームでの出場歴はない。

 ティルは身長168センチメートルで、左利きのアタッカー。ドイツ紙『ビルト』は以前、「ルクセンブルクのメッシ」と称し、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの名前を持ち出してティルのプレースタイルを紹介している。また『UEFA.com』によれば、ティルは自らをメッシと比較してはいないものの、憧れの選手であることは認めているという。

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By サッカーキング編集部

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