36歳FWオリッチ、クロアチア代表引退を表明…ユーロには出場せず

オリッチ

クロアチア代表からの引退を表明したオリッチ [写真]=Getty Images

 日本代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVのFWイヴィツァ・オリッチが、クロアチア代表からの引退を表明した。3日、ドイツ紙『ビルト』が報じている。

 現在36歳のオリッチは、2002年からクロアチア代表としてプレー。国際Aマッチ通算104試合に出場し、20得点を挙げている。今回の引退発表により、今夏フランスで開催されるユーロ2016に出場することはなくなった。

 同選手はクロアチアサッカー連盟を通じ、「クロアチア代表のユニフォームに別れを告げるということは、大きく感情が揺さぶられる出来事だ。私にとってクロアチアという国は、どんな時でも全てに勝るものだ。(代表のユニフォームを脱いでも)それはこの先も変わることはない。私の代表チームがフランスで成功を掴むことを何よりも願っている。これからも私はクロアチア代表の大ファンであり続けるよ」と、コメントを残している。

 ヘルタ・ベルリンやハンブルガーSV、バイエルン、ヴォルフスブルクなどを渡り歩いてきたオリッチは、昨年1月に古巣ハンブルガーSVへ復帰。プロ生活の大半にあたる10年半をドイツで過ごしている。

 しかし今シーズンは出番に恵まれず、シーズン前半戦はブンデスリーガ8試合に途中出場して無得点と結果を残せなかった。年明け後はまだ1試合もピッチに立てていない。地元紙『ハンブルガー・アーベントブラット』は「シーズン終了後にスパイクを脱ぐ可能性もある」と、現役引退の可能性も報じている。

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