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商売上手なシャフタール…5選手の売買で約200億円の利益を上げる

2016.02.09

左からD・コスタ、フェルナンジーニョ、ウィリアン、ムヒタリアン、アレックス・テイシェイラ [写真]=EuroFootball/Getty Images

 3日、広州恒大がアトレティコ・マドリードからコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスを獲得し話題となったが、再び中国から大きなニュースが入ってきた。

 冬の移籍市場でチェルシーからブラジル代表MFラミレスを補強したばかりの江蘇蘇寧が、シャフタールからブラジル人MFアレックス・テイシェイラを獲得したのだ。その移籍金は、なんと5000万ユーロ(約65億1000万円)。これは現時点で今冬の移籍マーケットでは史上最高額であり、獲得レースに参戦していたリヴァプールに打ち勝った形だ。

 そんなA・テイシェイラが所属していたシャフタールと言えば、ミルチェア・ルチェスク監督がチームを率い、“ブラジリアン・コネクション”でウクライナリーグを席巻するチームだ。

 これまでにもバイエルンのブラジル代表MFドゥグラス・コスタやチェルシーの同代表MFウィリアンといった選手を輩出しているのだが、ビッグクラブに高額の移籍金で売却してきた過去がある。

 ドイツ移籍情報サイト『Transfermarkt』によれば、その売買がなかなか商売上手らしい。

■アレックス・テイシェイラ

2010年:600万ユーロ(約7億8200万円)でヴァスコ・ダ・ガマから獲得
2016年:5000万ユーロ(約65億2000万円)で江蘇蘇寧に売却
収支:+4400万ユーロ(約57億3600万円)

フェルナンジーニョ

2005年:780万ユーロ(約10億1000万円)でアトレチコ・パラナエンセから獲得
2013年:4000万ユーロ(約52億1500万円)でマンチェスター・Cに売却
収支:+3220万ユーロ(約41億9300万円)

ウィリアン

2007年:1100万ユーロ(約14億3400万円)でコリンチャンスから獲得
2013年:3500万ユーロ(約45億6400万円)でアンジ・マハチカラに売却
収支:+2400万ユーロ(約31億3000万円)

■ドゥグラス・コスタ

2010年:400万ユーロ(約5億2100万円)でグレミオから獲得
2015年:3000万ユーロ(約39億1200万円)でバイエルンに売却
収支:+2600万ユーロ(約33億9000万円)

ヘンリク・ムヒタリアン

2010年:590万ユーロ(約7億6900万円)でメタルル・ドネツクから獲得
2013年:2750万ユーロ(約35億8500万円)でドルトムントに売却
収支:+2160万ユーロ(約28億1600万円)

5選手の合計

収支:+1億4780万ユーロ(約192億6200万円)

 こちらが、過去3年間にシャフタールが売却したスター選手の売却額と、シャフタールに加入した際の移籍金を差し引いた収支だ。いずれも比較的安い価格で購入し、多額の移籍金で他クラブへと売却している。

 同サイトによると、A・テイシェイラ、マンチェスター・Cの同代表MFフェルナンジーニョウィリアン、D・コスタ、ドルトムントのアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの売買で192億6200万円の利益をあげたのだという。シャフタールはまさに「商売上手」という言葉がふさわしいクラブのようだ。

(記事提供:Qoly)

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