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アルビレックス新潟シンガポールがカップ2冠達成で2015シーズンに幕

2015.11.28

アルビレックス新潟シンガポールがホーム・ユナイテッドを逆転で下し、カップ戦2冠を果たした

 2015シンガポールカップ決勝が27日に開催。2011年以来、4年ぶりにシンガポールカップ決勝進出を果たしたアルビレックス新潟シンガポールは、同大会初優勝を目指す。一方のホーム・ユナイテッドは同大会9回目の決勝進出で過去6回の優勝を経験している。

 アルビレックス新潟シンガポールの最初のシュートは5分、MF木暮郁哉がやや距離のある位置から右足でミドルシュートを狙うが相手GKの正面。14分には、左サイドDF山田樹のクロスがファーサイドのFW河田篤秀へ。胸でワントラップした落ち際をボレーで叩くが枠を越える。

 25分に試合が動く。稲葉旬が中盤で相手選手と衝突、小競り合いから相手選手が報復行為を行いレッドカード。ホーム・ユナイテッドは早くも退場者を出し、アルビレックス新潟シンガポールが数的優位に立つ。すると 29分にビッグチャンスを迎える。FW河田篤秀が右サイドから持ち込むと、DF熊田瑠偉がエリア内でうまくポストプレー、走りこんだDF山田幹也に落とす。DF山田幹也が左に送ると、エリア内で受けたMF向井勇祐がフリーで右足シュート。決まったかに思われたが、シュートをふかしてしまう。

 一方のホーム・ユナイテッドは36分、ペナルティエリア右からファーサイドに巻いたシュートを放つがこれはクロスバーに弾かれる。試合はそのままスコアレスで前半を終えた。

 後半に入ってもアルビレックス新潟シンガポールは10人となったホーム・ユナイテッドを崩すことができない。59分、左サイドDF山田樹の抜群のクロスをFW河田篤秀がヘディングで合わせるがGK正面。64分には右サイドからFW河田篤秀がドリブルを仕掛けエリア手前でファールを受けFKを獲得。これをDF山田樹が直接狙いGKに弾かれたところをDF藤原賢土がつめるがシュートは枠を外れてしまう。

 すると72分、ホーム・ユナイテッドは右サイドを突破すると深い位置から速いクロス。これを中央で合わせて先制。数的不利のホーム・ユナイテッドが貴重なゴールを奪う。手痛い先制点を喫したアルビレックス新潟シンガポールは74分、DF熊田瑠偉に代えてFW多木理音を送り込む。

 78分、準決勝第2戦に続きFW多木理音がまた交代直後にゴールを挙げる。左CKから、MF木暮郁哉が蹴ったボールはファーサイドへ、そこに待ち構えたFW多木理音が打点の高いヘディングで叩き込み同点。さらに79分、アルビレックス新潟シンガポールはMF向井勇佑に代えてMF長崎健人を投入、一気に追加点を狙う。

 すると87分アルビレックス新潟シンガポールが逆転に成功する。左サイドDF山田樹から相手ディフェンスの裏にボールが送られると、走りこんだFW多木理音がワンタッチでクロス、これを走りこんだMF長崎健人がスライディングで押し込みゴール。交代で入った2人のゴールでアルビレックス新潟シンガポールがわずか9分間で逆転。その後はホーム・ユナイテッドが怒涛の反撃に出るがアルビレックス新潟シンガポールが守り抜き試合終了。アルビレックス新潟シンガポールは7月のリーグカップ優勝に続き、シンガポールカップ初制覇。シンガポールサッカー史上初のリーグカップとシンガポールカップのカップ戦2冠を達成し2015シーズンを締めくくった。

【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール 2-1 ホーム・ユナイテッド

【得点者】
0-1 72分 アブディル・カイイム(ホーム・ユナイテッド)
1-1 78分 多木理音(アルビレックス新潟シンガポール)
2-1 87分 長崎健人(アルビレックス新潟シンガポール)

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