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ベルギーが史上8カ国目のFIFAランク1位…日本は50位に浮上

2015.11.05

ユーロ2016出場を喜ぶベルギー代表の選手たち [写真]=Getty Images

 FIFA(国際サッカー連盟)は5日、最新のFIFAランキングを発表した。

 日本代表は10月に2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア2次予選のシリア代表戦、国際親善試合のイラン代表戦を戦い、1勝1分けだった。この結果、前回の55位から5つ順位を上げて50位に浮上した。アジア最上位は前回から4つ順位を下げたイランが43位でトップをキープ。48位の韓国がアジア2位で、日本のアジア3番手は変わらなかった。また、オーストラリアが60位、UAEが67位で続いている。

 なお、ロシア・ワールドカップ アジア2次予選で日本と同じグループEの各国は、シリアが132位、アフガニスタンが156位、シンガポールが152位、カンボジアが183位だった。

 上位陣では3位のベルギーがドイツとアルゼンチンを抜き、史上8カ国目のFIFAランキング1位に立った。これまでFIFAランキングでトップに立った経験があるのはアルゼンチン、ドイツ、ブラジル、イタリア、スペイン、フランス、オランダの7カ国のみ。この数字はワールドカップ優勝経験国の8カ国よりも少なかったが、8カ国目の首位経験国が誕生した。

 ベルギーは、W杯での最高成績は1986年の4位、ユーロでは1980年の準優勝と実績も十分だが、W杯は2006年のドイツ大会と2010年の南アフリカ大会の2大会連続、ユーロは2004年のポルトガル大会から前回2012年のポーランド・ウクライナ大会まで3大会連続で出場権を逃した。“強豪国”というイメージは薄れ、2007年には同ランキングで71位を経験。長らく苦戦を強いられていた。

 しかし、2008年の北京オリンピックで4位に入るなど育成に成功し、現在はチェルシーに所属するMFエデン・アザールやGKティボー・クルトワ、マンチェスター・Cの主将DFヴァンサン・コンパニとMFケヴィン・デ・ブライネなど、豊富なタレントを擁している。

 その他の上位陣では、オーストリアが初のトップ10入りを果たしている。北中米カリブ海勢は24位のメキシコが最上位。コートジボワールが22位でアフリカ勢トップの座に立った。

■トップ10
1位 ベルギー
2位 ドイツ
3位 アルゼンチン
4位 ポルトガル
5位 チリ
6位 スペイン
7位 コロンビア
8位 ブラジル
9位 イングランド
10位 オーストリア

■ブラジル・ワールドカップ後の日本の順位の推移
2014年8月 44位
2014年9月 48位
2014年10月 52位
2014年11月 53位
2014年12月 54位
2015年1月 54位
2015年2月 55位(ハビエル・アギーレ監督契約解除)
2015年3月 53位(ヴァイッド・ハリルホジッチ監督就任)
2015年4月 50位
2015年5月 50位
2015年6月 52位
2015年7月 50位
2015年8月 56位
2015年9月 58位
2015年10月 55位
2015年11月 50位

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