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会長選立候補のチョン氏、規則違反でFIFAの調査対象に…選挙妨害と批判

2015.10.07

韓国サッカー協会名誉会長を務めるチョン・モンジュン氏 [写真]=Getty Images

 FIFA(国際サッカー連盟)の元副会長で韓国サッカー協会名誉会長を務めるチョン・モンジュン氏は、FIFA倫理委員会が選挙妨害をしていると批判している。イギリスメディア『BBC』やイギリス紙『ガーディアン』など複数メディアが6日付で報じた。

 来年2月に行われるFIFA会長選挙への出馬を表明している63歳のチョン・モンジュン氏。しかし、韓国で億万長者として知られる同氏はFIFA倫理委員会の定める規則の6つに違反したとの指摘を受けており、現在同委員会が調査を行っている。

 2022年ワールドカップ開催国選定に韓国が立候補した際に同氏が行った資金援助や、サッカー発展に向けた「グローバル・サッカー基金」設立の提案が不正にあたるという。同氏が2010年末にFIFA幹部へ送った文書を調査した同委員会は、「韓国は2011年からサッカーのインフラ整備と既存の施設の修復を理由に7億7700万ドル(約935億円)の資金援助を試みていた」と報告している。これにより、同委員会は、同氏に対し計19年間の活動停止処分を科す方針であるという。FIFAは守秘義務を理由に、本件に関しての公式声明を発表していない。

 また、チョン氏は倫理委員会の主張するあらゆる不正関与を否定している。同氏は倫理委員会を「ゼップ・ブラッター会長の刺客」と非難し、「彼ら(ブラッター会長と倫理委員会)はFIFA会長選挙、しいてはFIFAの活動そのものに破壊工作を仕掛けようとしている。真の問題は彼らが私の立候補だけを妨害しているわけではないという点にある」と述べている。

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