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FIFA幹部逮捕は越権行為…露プーチン大統領「米国とは無関係」

2015.05.29

ロシアのプーチン大統領 [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 27日、アメリカ司法当局の主導のもと、FIFA(国際サッカー連盟)の副会長であるジェフリー・ウェブ氏など組織幹部の複数名が収賄、脅迫、マネーロンダリングなどの容疑で逮捕された。

 それを受けてロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、捜査を主導したアメリカを批判した。イギリス紙『ガーディアン』や『インディペンデント』などが複数メディアが報じている。

 プーチン大統領は、アメリカの要請によってスイス当局がFIFA幹部らを逮捕したことに対し、「他の国へ司法権を拡大しようとする、見え透いた試みだ。間違いない」コメントし、越権行為だとアメリカを批判。

「間違いなく、アメリカとは無関係のことだ。逮捕されたFIFA幹部はアメリカ市民ではない。アメリカで事件が起きていないならば、全く関係のないことだ」と主張し、「残念なことに、アメリカは利己的な目標を達成するためにそのような手段に出て、人々を違法に迫害する。FIFAのケースも全く同じことだ」とコメントしている。

 また、FIFA会長選が29日に迫る中での逮捕劇となり、同大統領は「(ゼップ)ブラッターFIFA会長の再選を妨げようとする明らかな試みだ」と強調すると、「FIFA会長選の直前に起こったという事実から、まさにそうのような印象を受けるよ」とコメントしている。

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