FOLLOW US

FIFA幹部逮捕劇…ブラジル上院議員ロマーリオ氏「当局が卑怯者の巣に入った」

2015.05.28

現在はブラジル上院議員のロマーリオ氏 [写真]=Getty Images

 バルセロナやPSVなどで活躍した元ブラジル代表FWロマーリオ氏が、FIFAの複数幹部が贈収賄やマネーロンダリングなどの罪で逮捕されたことについてフェイスブック上で見解を述べた。スペイン紙『マルカ』が伝えた。

 1994年のアメリカ・ワールドカップでMVPに輝き、母国を優勝に導いたロマーリオ氏は現在、ブラジル上院議員を務めている。ロマーリオ氏は以前から、CBF(ブラジルサッカー連盟)の不正を指摘し、改革を求めていた。

 ロマーリオ氏は、「スイス当局は今日、卑怯者の巣に入り込み、何人かのサッカー界の高官を逮捕した。多くの詐欺師や泥棒がサッカーに害を及ぼしている。我々の国の大物も1人含まれている。ホセ・マリア・マリンだ。私が長い間非難してきた卑怯者の1人だ」と、2012年3月から2015年4月までCBFの会長を務めていたマリン氏の名を挙げ、批判。

 さらに、「残念ながら、今回はブラジルの警察が逮捕したわけではなかったが、いつかは誰かが、そうしなければならなかった人物だ」と逮捕を歓迎している。

 ロマーリオ氏は以前から不正の横行しているブラジルサッカー界の状況を危惧。最近も、ブラジル代表の親善試合の興行権が、タックスヘイブン(租税回避地)のイギリス領ケイマン諸島を拠点とする会社に巨額で売却されていたことを指摘し、疑惑の解明を求めていた。今回、逮捕された幹部のうち、ジェフリー・ウェブFIFA副会長はケイマン諸島サッカー協会長、北中米・カリブ海サッカー協会長も務めている。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO